駒澤大学附属苫小牧高等学校(北海道) 【北海道地区代表】
駒澤大学附属苫小牧高等学校(北海道)北海道地区8年ぶり3回目
チーム紹介
昨秋、今夏と準優勝に泣いた[stadium]札幌円山球場[/stadium]でついに頂点に立った。佐々木孝介監督は、「今年の3年生が、秋夏とあと一歩で勝てず悔しい思いをした。色んな思いがこみ上げてきます」と涙を流した。
チームを引っ張るのが旧チームからの経験者である1番若松 大地と2番伊藤 優希。この二人の出塁がカギになる。
3番の上西 翔大は背番号16(神宮では18)ながらバッティングを買われてショートで起用されている。
全道大会で勝負強い打撃が光ったのが7番の1年生・安田 大将。初戦(2013年10月09日)で[stadium]札幌麻生球場[/stadium]のライト場外への一発を放つと、準決勝ではサヨナラタイムリーを放った。
ランナーコーチは一塁を山谷 拓実、三塁を雁田 泰成が務めている。
佐々木監督が「精神的な柱」と話すのが主将の小笠原 貴久。同じポジションの上西がスタメンで出るため、出場機会は少ないが、ベンチから大きな声を出してチームをまとめる。全道大会決勝(2013年10月13日)では早いイニングながら、切り札として代打で起用され、グラウンドでチームメートを鼓舞した。
「全道大会では1年生に頼り切りだった。神宮では2年生が引っ張れるように頑張りたい」と抱負を語った。
投手紹介
全道大会で登板した投手は3人。
夏もベンチに入っていた左腕・立花 翔の調子が上がらない中、佐々木監督は右の菊地翔太と伊藤 大海を中心に、やり繰りした。
菊地は4試合中3試合に先発。試合を作ることに専念し、投球回数12回1/3、自責点0で後ろの投手に繋いだ。カーブ、スライダーとパームボールを操る。
伊藤大は4試合全てで登板し、投手陣で最も調子が良かった。23回を投げて、自責点が3。防御率は1.17と安定した成績を残している。捕手の新山 敬大は、「気持ちの強さ」を伊藤大の長所として挙げる。
背番号1の立花は、2試合でショートリーフした。新山が、「調子を上げてほしい」と願う本来のエース候補。今大会は背番号10になり、悔しさをぶつける。
他に181センチの1年生右腕・岡崎 遼太朗もスタンバイしている。
公式戦8勝0敗
勝ち上がり | スコア | 相手 | ||
---|---|---|---|---|
室蘭支部 | 1回戦 | ○ | 5-2 | 登別青嶺 |
2回戦 | ○ | 8-0 | 室蘭清水丘 | |
準決勝 | ○ | 11-0 | 北海道大谷室蘭 | |
決勝 | ○ | 2-1 | 北海道栄 | |
北海道大会 | 2回戦 | ○ | 8-0 |
釧路明輝 |
準々決勝 | ○ | 8-5 | 旭川大高 | |
準決勝 | ○ | 1-0 |
東海大四 | |
決勝 | ○ | 3-2 |
札幌大谷 |
北海道大会での登録選手(◎:主将)
背番号 | 名前 | 学年 | 身長 | 体重 | |
---|---|---|---|---|---|
1 | 立花 翔 | 2 | 177 | 73 | |
2 | 新山 敬太 | 2 | 173 | 65 | |
3 | 酒井 隆輔 | 2 | 176 | 79 | |
4 | 安田 大将 | 1 | 177 | 67 | |
5 | 釜谷 泰葵 | 2 | 172 | 71 | |
6 | ◎ | 小笠原 貴久 | 2 | 175 | 68 |
7 | 若松 大地 | 2 | 165 | 65 | |
8 | 伊藤 優希 | 2 | 175 | 68 | |
9 | 鈴木 翔也 | 2 | 174 | 70 | |
10 | 菊地 翔太 | 2 | 180 | 74 | |
11 | 岡崎 遼太朗 | 1 | 181 | 80 | |
12 | 大栗 飛人 | 1 | 171 | 85 | |
13 | 山谷 拓実 | 2 | 177 | 70 | |
14 | 田丸 郷祐 | 2 | 173 | 63 | |
15 | 伊藤 大海 | 1 | 173 | 67 | |
16 | 上西 翔大 | 2 | 170 | 72 | |
17 | 大栗 勇人 | 2 | 170 | 67 | |
18 | 雁田 泰成 | 2 | 165 | 63 |
記録員 | 中川 陽亮 |
監督 | 佐々木 孝介 |
部長 | 茶木 圭介 |
■高校別データ:駒大苫小牧
(文・松倉 雄太)