第5回  足裏を鍛えるトレーニングで、足裏の力はどこまで変わったのか? 【永久保存の実験データ】編!2013年12月26日

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検証結果―足底圧力分布図・縦軸重心位置―

結果と考察
(1)足部機能
 足底圧力分布図は、静立時の足底各部位にかかる圧力で、赤色が最も強く、青色が最も弱い圧力を示している。そして、足部機能では、踵部、母指球部、小指球部、足趾に強い圧力がみられること、左右足荷重値差もほぼ0%に近い数値であること、縦軸重心位置も53%前後に位置していることを理想的な足型としている。

4選手それぞれの足底圧力分布図


1 . 足底圧力分布図
 実施前に比べ実施後の変化は、被験者四名とも前足部と足趾に強い圧力がみられる。これは、足底の前足部や足趾を、より使えるようになったことの証と考える。

2. 左右足荷重差
 実施前に比べ実施後の変化は、被験者全員の左右足荷重差が小さくなっている。これは、静立時の左右足のバラ ンスの確保できるようになったことの証と考える。

3. 縦軸重心位置

 縦軸重心位置は、踵「0%」、つま先「100%」とした時の前後のバランスを評価するものであり、前方への効率的な重心移動を可能にする理想的な重心位置を53%としている。
 実施前に比べ実施後は、被験者の平均数値が理想的な53.87%に変化しており、より効率的な重心移動が可能になるものと考える。
 足部機能の評価については、足底圧力分布図にみられた強い圧力、左右足荷重差によるバランス保持、効率的な縦軸重心位置などの変化は、足部や足趾の機能を高めた証であり、ナイキ フリーを履ことによるトレーニング効果の現われと考える。


検証結果―足趾力―

結果と考察

(2)足趾力
 足趾力とは、動揺に対するバランス保持やスポーツパフォーマンスなどの原動力であり、瞬時の総合的な動きの良さを評価するものである。
1. 足趾力
 トレーニング実施前に比べ実施後の変化は、左右足趾力ともに強くなっている。これは、足部機能にみられたナイキ フリーによるトレーニング効果の信憑性を、さらに高めたものと考える。 

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プロフィール

阿久根 英昭
阿久根 英昭(あくね ひであき)
  • 1973年 日本体育大学体育学部卒業
    現 桜美林大学健康福祉学群 教授
  • 主な著書
    『足力』(スキージャーナル)
    『いま子供たちの足の裏が危ない』(主婦の友社)
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