第2回 第96回全国高等学校野球選手権神奈川大会 展望2014年06月26日

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第96回全国高等学校野球選手権大会 特設ページ

【目次】
[1] Aブロック 関東大会準優勝の向上が一歩リード
[2] 強豪が揃うBブロック!/Cブロック 投手層の厚い東海大相模に注目!
[3] Dブロック 2年連続甲子園出場を目指す横浜、追う横浜創学館

190校が集う激戦・神奈川を制するのは

 7月11日から開幕する第96回神奈川大会。第1シードは春季関東大会準優勝向上春季県大会ベスト4で強力打線がウリの慶應義塾、140キロ台の投手が揃う東海大相模の2季連続で県大会を制した横浜の4校となった。この4校が一歩リードしており、優勝候補と注目されるだろう。

 だが神奈川はこの4校以外にも多数の好チームが存在し、虎視眈々と甲子園への切符を狙っている。ブロック別に今年の注目校を挙げていきたい。

Aブロック 関東大会準優勝の向上が一歩リード

▲高橋 裕也 (向上)

 春季関東大会準優勝の第1シードの向上は、県大会準決勝東海大相模との延長戦を制し、決勝進出。決勝では横浜に僅差で敗れたが、存在感を示した。春季関東大会初戦では甲府工に9回逆転サヨナラ勝ち、準決勝では選抜ベスト4佐野日大に勝利するなど、大きな成長を見せた春だった。

  エースの高橋 裕也(3年)は試合終盤まで140キロ前半を計測するスタミナがつき、最後まで強気の投球が出来るようになった。また2番手では長身左腕・日名子 広大(3年)が成長し、関東大会準々決勝・成立学園戦で、8回11奪三振を奪う好投を見せ、投手層の厚みが増したことが大きい。打線では俊足の三廻部 憂磨(3年)、パンチ力のあるショートストップ・菅野 赳門(3年)、正捕手で、攻守の要である安達 鴻希(3年)を中心に相手投手を打ち崩す。念願の甲子園へ、投打で底上げを目指す。

 向上は、開幕戦で戦う横須賀総合県立川崎の勝者と戦う。横須賀総合2012年夏の神奈川大会で、向上と開幕戦を戦い勝利しており、もし対戦が実現すれば、なにかひと波乱がありそうだ。

 第2シードの日大高は、2年生中心の投手陣の活躍により、秋季関東大会出場、春季県大会ベスト8進出。先発は右の技巧派サイドで打たせて取る投球が持ち味の中村 雅治(2年)が試合を作り、左腕からキレのある130キロ前後の速球で相手打者を封じる則竹 良太(2年)が中継ぎで登場し、ピンチを切り抜け、そして試合終盤はチーム内で最も威力ある速球を武器にストッパー的な役割をこなす右腕の川口 諒太(2年)が締めくくり勝ち進んできた。

  打線では犠打を絡めてコツコツと1点を重ね、逃げ切りを測るスタイルだ。上位進出の鍵としては、3投手の継投のタイミングということになるだろう。

 ベスト16入りし、第3シードとなった鶴嶺はエースの松田 裕樹(3年)、三塁手を兼ねる本格派右腕・若林 和哉(3年)の二枚看板で春季大会を勝ち上がってきた。経験者も多く、投打ともに技量が高い選手が揃い、上位進出に期待がかかるチームだ。同じく第3シードの相洋横浜商大高と延長14回までの接戦を演じて、春季大会4回戦進出を果たした。夏も粘り強い戦いで、上位進出を目指す。

 ノーシードからは上溝南の140キロ右腕・臼井 直哉(3年)と140キロ近い速球を投げ込む関東学院のエース・北村 和也(3年)の2人の投手に注目。このブロックの好カードは昨夏準優勝平塚学園と、藤嶺藤沢の一戦で、注目は2年生エースの投げ合いだ。藤嶺藤沢のエースは将来性が高い右のサイドハンド・岡本 直士(2年)。平塚学園のエースは好左腕・新倉 慶輔(2年)で、見応えのある対決になりそうだ。

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河嶋宗一
副編集長 河嶋 宗一
  • 出身地:千葉県
  • ■ 現場第一主義。球児に届けたい情報とあれば日本だけでなく海外まで飛び回る。
  • ■ 副編集長、またドットコムのスカウト部長と呼ばれ、日本全国の隠れた名選手を探索。
  • ■ 幅広いアンテナと鋭い観察力でダイヤの原石を見つけだす。
  • ■ 編集部の理論派として、今日も球場に足を運ぶ。
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