第134回九州地区高校野球大会鹿児島県予選展望
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第134回九州地区高校野球大会鹿児島県予選組み合わせ抽選会が2日に鹿児島市の鶴丸高校文化館であり、連合5チームを含む79校67チームの対戦カードが決まった。
大会は21日に開幕し、4月3日まで(※準決勝前日の4月4日は休養日)、鹿児島市の[stadium]県立鴨池[/stadium]、[stadium]鴨池市民[/stadium]、姶良市の[stadium]姶良総合運動公園野球場[/stadium]の3球場で春の九州大会を目指した熱戦が繰り広げられる。開会式の選手宣誓は鹿児島の松浦 諒太主将が務める。
抽選会では、昨秋準優勝の指宿商をはじめ、鹿児島城西、鹿児島実、鶴丸、樟南、加治木工の8強以上の成績を残した6校がシードされ、残りチームはフリー抽選で対戦カードが決まった。優勝争いは第1シード指宿商、名門の樟南、鹿児島実などが軸になりそうだ。
15人チームの指宿商は好投手・村山孝輔(新3年)を擁する。接戦を勝ち抜き、九州大会出場などで得た昨秋の経験を昇華させ、春に挑む。鹿児島川内との初戦をはじめ、武岡台、鹿児島商、鹿児島玉龍など力のあるチームが待ち構えており、真価が問われる春になりそうだ。
組み合わせ表を眺めると、鹿児島実、樟南のブロックは強豪チームがひしめく激戦区。大谷真平(新3年)、藤野祐太(新3年)ら、昨夏の甲子園経験者を豊富に擁する樟南は強打のチーム。投手力の整備が上位へのカギになりそう。鹿児島実は左の強打者がずらりとそろう打線が特徴的だ。このブロックには鹿屋中央、国分中央、鹿児島、枕崎、尚志館、徳之島と強豪がそろい、序盤から好カード続きでしのぎを削ることになりそうだ。
第2シード鹿児島城西は、1年生大会を制し、チーム内の競争でチームの底上げを図る。好投手・濵﨑 貴介(新3年)を擁する鶴丸、安定した力を発揮する加治木工のシード勢も楽しみな存在だ。鹿児島工、れいめい、出水中央なども上位をうかがう力は十分にある。
その他、鹿屋工vs川内商工、鹿児島vs徳之島、指宿商vs鹿児島川内、武岡台vs鹿児島商、大口vs鹿児島南、尚志館vs国分中央を初戦の注目カードに挙げたい。
鹿児島大島が離島初の甲子園出場を果たし、鹿児島の高校野球も大きな転機を迎えている。今後の行方を占う楽しみな大会になりそうだ。
組み合わせ表(鹿児島県高野連HP)
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(文=政 純一郎)