平成25年度 秋季東京大会一次予選 展望

▲清水昇選手（帝京）

　第1ブロックは近年、着々と実力をつけつつある法政大高と能力の高い選手が集まる東海大高輪台の対決に注目。第3ブロックでは國學院久我山と二松学舎大附が同じブロック。國學院久我山は4番を打つ江川 尚輝（2年）、二松学舎大附はスラッガー・秦 匠太朗（2年）に注目だ。そして第3ブロックの当番校の八王子もいきなり足立学園と当たる好カードが予定されており、厳しいブロックになりそうだ。

　この夏、安田学園、東亜学園を破り、ベスト8へ名を連ねた都立江戸川は第5ブロックで登場。エース左腕の高橋 瑠平（2年）、右中間、左中間に打ち分け、広い守備範囲を見せるショート・南 壮流（2年）が残り、この秋も『江戸川旋風』を巻き起こす。同ブロックには直接当たらないが、国士舘が登場。伝統の機動力野球で勝ち進む。

　第6ブロックでは帝京が登場し、学習院と対戦。帝京は昨年から主戦の清水 昇（2年）に注目。新戦力としてどんな選手が出てくるか注目だ。

▲伊藤 優輔選手（小山台）

　第11ブロックは芝の田中 裕貴（2年）に注目。188センチ80キロの大型左腕で、1年夏に比べて球威がレベルアップしており、ポテンシャルは都内でもトップクラス。勝てる投手を目指し、この秋は大きく存在感を示したい。

　第12ブロックでは桐朋と夏5回戦まで駒を進めた駿台学園が同ブロック。桐朋は昨年からエースの太田 力（2年）は安定感抜群の右腕。しっかりと試合が作れる右腕として期待できる。

　第13ブロックでは今年の東東京代表の修徳が登場。修徳は玉川学園と都立国立の勝者と対戦することが決まっている。投は左腕の桜井 政利（２年）、打では二塁手の酒井 良樹（2年）が軸になりそうだ。

　第17ブロックでは早稲田実業が登場。早稲田実業はエース左腕・立川 尚登（2年）、打者では1年夏から背番号7を獲得した加藤 雅樹（1年）など前チームから出場経験豊富な選手が多い。

　第18ブロックでは創価が登場。実力的には未知数だが、例年は能力のある選手が出てくる傾向にあり、やはり有力チームに上がるだろう。第19ブロックは東海大菅生が登場。こちらは夏を経験した小林 大(2年）、高橋 優貴（2年）と二枚の左腕が残る。同ブロックには東東京大会ベスト8の錦城学園が登場。ブロック予選から厳しい戦いが続く。

　　第22ブロックには西東京代表の日大三が登場。エースでは甲子園で最速149キロを計測した都内最速右腕の三輪 昂平（2年）に注目。例年、打力のある選手がそろう日大三。今年はどんな選手が出てくるか大いに注目だ。

　第24ブロックはなかなかの激戦。最速143キロ右腕の鈴木 優（2年）擁する都立雪谷は実践学園と対戦。集中打が魅力の青山学院も同ブロックで、ブロック予選からタフな戦いが強いられそうだ。同ブロックでも対戦はないが、好投手・伊藤 優輔（2年）擁する都立小山台は武蔵と対戦する。

　甲子園が終わって僅か1週間だが、本大会出場を懸けた秋の熱い戦いにも注目だ。