第23回 新日鐵住金かずさマジック (2) 「実践!送りバント&エンドランの上達法」2016年05月10日

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【目次】
[1]試合に出る術として自分のカタチを作り上げた
[2]サード側への送りバントはあらかじめ角度をつける
[3]ヒットエンドランは打つ方向を決めずにヒットを狙う

 前編では鈴木 秀範監督や選手たちに、どれだけバントは難しいけれど成功した時に価値があるのか。そして、バントでは1球目を決める重要性があるということなどを話していただきました。後編では、バントが上手になるための考え方、技術を紹介します。

試合に出る術として自分のカタチを作り上げた



バントは当たる位置が目の位置に近いことが基本

 田中 健主将も平 雄介選手も、そして小林 諭尚選手も、試行錯誤しながら自分に合ったカタチを作り上げた。「アウトコースぎりぎりに構えてライン取りをしている」のが田中(健)主将だ。
「僕は右打者なので、右側へのバントの方が決めやすい反面、アウトハイや横に逃げるボールへの対応が難しいからです」
そのため、マシンを使ってのバント練習では、アウトコースのスライダーに設定して行うそうだ。

「僕の場合、ある程度バットと体の距離を取り、基本からすると少し投手寄りで当てるようにしています」と教えてくれたのは平選手。また小林選手は「ストライクゾーンをバントするカタチが自分のカタチ」だという。これは「(小林選手にとって)動きながら落ちるボールへの対応が一番難しいのですが、自分からやりにいくと、ボールを追いかけると、どうしても失敗します。ならば“ボールは来る”ものだと腹を据え、ストライクゾーンに来るボールだけをバントすればいい」と考えているからだ。

「もともとリードオフマンタイプだった」小林選手は、湘南クラブボーイズに所属していた中学時代からバントの練習をしっかり行っていたそうだが、田中(健)主将と平選手は高校までは中軸を打っていたこともあり、小技に対する意識は薄かったという。田中(健)主将は、新日鐵住金かずさマジックに入ってから、平選手は東京農大北海道オホーツクに進んでから、試合に出るため、自分の生きる道として小技を磨いていった。

千葉経大附ではバントのサインが出ても失敗が多かったですね」と明かす平選手に「もし高校時代に今のように小技もできたら」と水を向けると「間違いなくプレーの幅が広がっていたでしょうね」と笑った。

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