ポテンシャル軍団・専大松戸、期待の1年生大型遊撃手が2本の犠飛を放ち、勝利に貢献



犠牲フライを放つ中山凱(専大松戸)

<秋季千葉県高校野球大会:専大松戸6-0千葉北>◇21日◇2回戦◇千葉県SC

 この夏ベスト4の専大松戸千葉北との一戦。

 専大松戸は1回裏、2番清水 友惺外野手(1年)の三塁打でチャンスを作り、3番中山 凱内野手(1年)の犠飛で1点を先制した。3回裏にも、3番中山の犠飛、敵失で2点を追加。5回裏にも、4番太田 遥斗外野手(2年)の犠飛で1点を奪うと、6回裏には2点を追加し、6対0とした。

 投げては、林 将斗投手(1年)、青野流果投手(2年)のリレーで、完封勝利。順当にベスト16進出を決めた。

 専大松戸の個々の能力は高かった。千葉の上位校の各野手のレベルは高いが、その中でも専大松戸の個々のポテンシャルの高さは群を抜いている。

 今夏を経験している1年生遊撃手の中山は、夏休みの練習を乗り越えて、さらに攻守ともにスケールアップを遂げている。振り幅が大きいスイングで次々と鋭い打球を飛ばし、これからはオーバー・フェンスも十分期待できそうだ。潜在能力は専大松戸出身の大型遊撃手として騒がれた渡辺 大樹外野手(ヤクルト)の高校時代と比較しても負けていないものがあり、さらなる高みを目指してほしい。

 4番太田のポテンシャルの高さも県内トップクラス。ややすくい上げるようなスイングで、常に鋭い打球や、外野へ飛ばしており、結果アウトでも内容のある打撃をしている。さらに抜群の強肩を持つ。1回表に右前安打に対し、前進していた太田がライトゴロを狙って一塁へ。間一髪セーフとなったが、素晴らしい送球を見せた。2番の清水も快足を誇る中堅手で、少しずつパンチ力も身についている。

 1人1人の野手の力量はレベルが高いが、あと1本が出ず、さらに走塁ミスもあり、6得点に終わった。春夏連続出場を果たした21年のチームと比べると、まだ攻撃内容が淡白といえる。1年かけて実戦的なチームになってほしい。

 敗れてしまったが、千葉北のエース武田 悠介投手(2年)の直球は常時125キロ〜130キロながら、差し込むほどの球威があった。また守備もシフトを意識しながら、深い打球も好捕し、粘り強く守っていた。今後の進化が楽しみなチームだ

(取材=河嶋 宗一

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