千葉明徳が粘り強さを発揮!好投手・安井(富里)を攻略し、2回戦進出



先発・安井羽空(富里)

 昨秋ベスト8の千葉明徳と打力が高い富里との対決。

 試合中盤まで、富里のエース右腕・安井羽空の投球が冴え渡る。立ち上がりからピンチを招きながらも粘り強い投球で、無失点で切り抜ける。

 回を追うごとに、ストレートの球速も速くなっており、今春の県大会では120キロ後半から130キロ前半だったが、この夏は常時130キロから136キロと着実にレベルアップしており、本人はストレートの回転数には自信があると答えるように、千葉明徳の好打者の水野貴章に対し、高めのストレートで三振を奪うワンシーンは見応えがあった。高めの釣り球で打ち取るパターンは練習試合から実践できていることだった。

 ストレートだけではなく、120キロ近い切れのあるスライダーは手元で小さく曲がり、空振りを奪っていく、特に6回無死から7回一死まで四者連続三振を奪うなど、安井の持ち味を十分に発揮していた。

 この投球にリードする西村榛馬は「非常に良かったです。おそらく今まで一番良かったと思います」と絶賛した。

 だが、昨夏と昨秋の二季連続でベスト8の千葉明徳は試合巧者の一面を見せた。7回一死から9番飯室優輝が執念の内野安打。さらに飯室は二盗に成功し、チャンスを作る。千葉明徳ベンチからも「この回がチャンス!」という声が飛ぶ。そしてここまで2安打の番場雅也が三遊間を破る左前安打。二塁走者・飯室は抜群のスタートを切り、一気に本塁へ生還し、1点を先制した。千葉明徳の岡野監督は「一番練習をプレーしてきたのは、ああいった走塁です。普段やっていることができてよかったです」と飯室の走塁をたたえた。