背番号11の岡本陸が144キロ計測し7回を無失点!専大松戸が完封リレーで3回戦へ



144キロをマークした岡本陸(専大松戸)

 選抜甲子園を終えてから、最初の公式戦となった専大松戸
 先発マウンドには背番号11の岡本 陸が上がり、この岡本がエース・深沢 鳳介との「二枚看板」に名乗りを挙げる好投を見せた。

 「初戦で固さがあったので、初回は意識した」と振り返るように、いきなり144キロを計測するなど序盤から飛ばした。直球は常時130キロ台後半、スライダーなどの変化球でカウントを整える器用さも見せ、ランナーは出すものの銚子商打打線に得点を与えない。

 打線も序盤から岡本を援護した。
 1回裏、一死一、二塁から4番・吉岡 道泰のタイムリーで先制点を挙げると、6番・横山瑛大にもタイムリーが生まれ追加点。3回裏にも、6番・横山のタイムリーなどで2点を追加した専大松戸は、序盤で早くも試合の主導権を握った。

 岡本は3回以降は変化球中心の配球に切り替え、銚子商打線に的を絞らせない。
 「スタミナ不足を自覚しないと」と語るように、7回頃からは球威が落ちて中舘 宙にマウンドを譲ったが、それでも7回を投げて5安打無失点、6奪三振は大きな自信となっただろう。試合は専大松戸は5対0で勝利し、3回戦進出を決めた。

 試合後、専大松戸の持丸修一監督は「岡本は春のキーマンです。深沢に次ぐ投手陣がいないと夏を戦うことは出来ません。後半はバテましたが、まずまずの投球です」と語り、岡本の投球を評価した。

 またキーマンに指名された岡本も、この春に懸ける並々ならぬ思いを口にした。
 「甲子園でも投げたい気持ちはありましたが、深沢で負けたことでとても悔しい思いをしました。成長した姿を見せたかったので、この春の大会に懸ける思いは強いです。今日はスピードは出ましたが、次はチームに流れを持ってこれる投球をしたいと思います」

 深沢頼みの側面も垣間見えていた専大松戸だが、岡本の台頭はチームにとって大きな材料だ。次戦以降も注目だ。

 一方、敗れた銚子商。序盤はチャンスこそあったが、活かすことが出来ずにズルズルと悪い流れで試合を進めてしまった。
 澤田洋一監督は「胸を借りるつもりで入りましたが、立ち上がりから固さがありました。リズムを変えることが出来ないままになり、もう少し打力を上げないといけません」と反省を口に。見せ場なく敗れる形となったが、リリーフのマウンドに上がったエースの野村 光希は、5回1/3を1安打1四死球、1失点に抑える好投を見せた。柱となるエースはおり、夏に向けて野村を中心にどんなチーム作りが出来るのか注目していきたい。

(取材=栗崎 祐太朗)

PHOTO GALLERY フォトギャラリー

写真をクリックすると拡大写真がご覧になれます。