打ち合いを制した東京学館!成田を破って秋の大会初のベスト4進出を決める!



勝ち越しのホームランを放った東京学館・粟飯原龍之

 変則サウスポーのエース・牧 太陽尾島 叶大伊藤 海凪といった投打で実力者が揃っている今年の成田。対するはここまで県大会3試合で27得点と打力のある東京学館。ベスト4の切符をかけた一戦を見ていく前に、東京学館の注目選手を見たい。

 まず紹介したいのは1番ショートの粟飯原 龍之介。身長180センチ77キロと大型選手だが、走っては一塁到達3.6秒、50メートル5.9秒をマークする俊足の持ち主で、守備でも俊足を生かした広い守備範囲に加えて鋭い送球を見せる肩の強さもある。

 バッティングではバランスの取れた整ったフォームから積極的に振っていき、高校通算16本塁打を記録するなど鋭い打球を飛ばしていく。走攻守3拍子のバランスが取れた選手である。

 その粟飯原の後ろを打つ2番・岡田 雅親はピッチャー方向にバットのヘッドを入れながら大きくトップを作って、その反動を活かして打球を飛ばしていく強打の2番打者でマークしなければならない打者だ。

 他の選手もきっちりバットを振れる選手が多いが、エース・根本 匠の存在も忘れてはならない。セットポジションから始動し、足を上げる際に体に捻りを加えながら1本足で立ち、下半身をきっちりと使って、ボールをリリースする。

 最速137キロを計測するストレートと変化球ともに切れで勝負する投手だが、なかでもスライダーとツーシームの精度が高い。右打者にはスライダー、左打者にはツーシームと投げ分けて、ストレートに近い軌道から落としていく。球速も大きな違いがなくこのボールが低めに決まると、強力成田打線も思わず手が出てしまった。

 新チームからクロスステップしていた癖を修正し、制球力が増してきた根本。成長したコントロールで相手打線を封じたが、バッティングでも思い切りのいい振り切ったスイングを試合で見せていたのが印象的だ。