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東海大浦安vs市立松戸
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東海大浦安 | 0 | 0 | 1 | 2 | 0 | 0 | 1 | 2 | 0 | 6 | ||||||
市立松戸 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
東海大浦安:小口-矢部
市立松戸:瀧本、大原-相賀
小口優太郎が9回12奪三振の快投で東海大浦安が県大会へ!

攻守で存在感際立つ主将・矢部(東海大浦安)
強い浜風が吹き付ける浦安市運動公園野球場の第二試合。東海大浦安を率いるのは、今年4月に就任した瀬戸康彦監督。選手として全国優勝し東海大学では、コーチや助監督を歴任した経歴を持つ。
対する市立松戸は、小金を接戦で破り何とかこの試合も接戦に持ち込みたいところ。
試合が動いたのは3回表の東海大浦安の攻撃。
先頭の7番・林がヒットで出塁を果たすと、バントと四球でチャンスを拡大し2番・薬師寺のヒットで先制する。続く、4回にも相手先発・瀧本を襲い掛かる。先頭が四球で出塁すると、6番・中村のフルカウントでランエンドヒットで無死一、三塁のチャンスを演出。後続の7番・林の内野安打で1点を追加。その後、2番・薬師寺のこの日2打点目となるタイムリーで3対0とし相手先発をマウンドから降ろさせる。
東海大浦安の先発マウンドには背番号10・小口優太郎が上がった。
今夏もベンチ入りし登板経験もある右腕。左腕を大きく振り上げて右腕を体に巻き付けるように投球するダイナミックなフォーム。小手先でボールを動かすというよりは、腕の振りを活かしたスピードボールとキレのあるスライダーを武器に投球を組み立てていく。
その小口は序盤の3回を、奪三振4と上々の投球を披露。しかし、走者を背負っての投球となるとマウンドでの焦りも垣間見える。四球で出した走者に執拗なまでの牽制。ごく普通のリードオフを取る走者に牽制し、そして一塁牽制暴投と傷口を広げる場面も。決して器用な投手ではなく、牽制球やターンも速いとは言えない投手なだけに打者との勝負の時間を増やしていってもいいんではないかと思う。
それを終始、主将の矢部が上手く間合いを取りマウンドへ駆け寄る姿が印象的だった。キャッチャーを務める矢部も、ハンドリングやスナップの効く好捕手だ。守備では、ことごとくワンバウンドを止めて、盗塁も1つ阻止する活躍。打撃でも、7回表にヒットを放ち8回表には試合を決める2点タイムリースリーベースで攻守で活躍した。
試合は東海大浦安が効率よく点数を重ねていき、6対0で勝利し県大会出場を決めた。
東海大浦安の先発・小口は9回を投げて奪三振12を奪う快投。与えた四死球も3つと許容範囲内と言えるだろう。やはり課題は、セットポジションで投球にある。左膝の割れが早くなってしまい、上手く体重が乗っていかないボールが目立ってしまう。上位校相手にはそうはいかなくなる。失投を見逃してくれる打者は少なく、際どいボールは全てカットされてしまうとおのずと四死球も増えてくると考えられる。いかにセットポジションでの投球制度を高められるかが必須課題だ。
敗れた市立松戸も要所にチャンスはあった試合内容。
チャンスでどうしても外のスライダーや、高めのストレートに手が出てしまいチャンスを逸した。
「好球必打」これを念頭に練習から行っていければ今後の勝ち星は見えてくる。
(記事=編集部)
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