篠木健太郎(木更津総合)が進化!7回10奪三振の好投で強打の成田打線を封じ込む



篠木健太郎(木更津総合)

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木更津総合vs成田
昨夏の東千葉大会決勝戦以来のカードということもあり、袖ヶ浦市営球場の内野席は満員。芝生の内野席、外野席も開放になるほどであった。

 試合は両チーム登板4投手2人が140キロ越えという極上の投手戦となった。

 木更津総合の先発は2年生の篠木 健太郎。篠木の魅力といえば、精度の高いストレート、変化球を続けて投げられる再現性の高さ。投球の教科書に載せたくなるようなキレイな投球フォーム。ワインドアップで始動し、ゆったりと左足を上げていき、徐々に重心を沈めていきながら、無駄のない体重移動で、しっかりとトップを作り、胸を大きく張り、縦回転で振り抜く、打者よりでリリースができており、上半身・下半身の動きが連動した投球フォームである。こういうフォームはうまく肉付けができると、そのまま球速が上がっていく投手である。

 常時は138キロ~142キロを計測、昨秋と比べるとアベレージで3キロほど伸びている。1イニングに3球以上は140キロを計測しており、回転数抜群のストレートは高校生の質を超えている。いつでも140キロというわけではなく、長いイニングを投げることを意識して、135キロ前後のストレートで無駄なくカウントを取る。

 ストレートと同じくらい素晴らしいのは120キロ後半の高速スライダー。打者の手元で鋭く曲がるスライダーで、空振りを奪うことができている。強打の成田打線から次々と空振りを奪っていく。

 一方、成田の先発・根本 優輝も楽しみな大型右腕。左足をバランスよくあげ、右ひじをくいっと上げて、振り下ろす投球フォーム。どちらかというと上半身の強さが目立つ投球フォームだ。常時135キロ~140キロを計測し、キレ型の篠木とは対照的で、威力型のストレート。しっかりと押しこんで勝負できる。また変化球は125キロ前後のスライダー、125キロ前後のスプリットも素晴らしい変化を見せる。昨年、成田には146キロを計測した荒張 直也という速球派右腕がいたが、それに負けない素質を持った投手ではないだろうか。成田で140キロをたびたび計測して、さらにスケールも備えた速球派右腕は久しぶりだ。ドラフト候補として成長しないといけない投手だろう。

 両投手が持ち味を発揮し、投手戦の雰囲気に見えたが、試合が動いたのは4回裏だ。