2019年05月01日 県立柏の葉公園野球場

専大松戸vs中央学院

2019年春の大会 千葉県大会 3回戦
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スカウト部長・河嶋宗一の目が光る!全国逸材発掘レポート

全国レベルの右サイド・横山が12奪三振の好投!そして全国レベルの打線で中央学院を圧倒!



7回表、三振を打ち取りジャンプして喜ぶ横山陸人(専大松戸)

【熱戦の模様をギャラリーでチェック!】

 元号が変わり、令和初の公式戦。専大松戸vs中央学院の対決が3回戦で実現し、柏の葉公園野球場の内野席はほぼ満員で埋まった。

 大観衆の注目を一身に集めたのが専大松戸横山 陸人の投球だった。横山は一冬超えて大きな成長を遂げていた。

 2年秋の横山は最速は135キロ前後ながら回転数の高いストレートで勝負する力投派。一冬超えて、だいぶ体に厚みが出てきたことで、腕の振りも力強くなった。常時は135キロ前後までレベルアップし、2回表と6回表に最速140キロを計測。130キロ後半を何度も計測しており、回転数が高いストレートの威力は破壊力抜群。投球フォームを見ると、インステップ気味に踏み込み、右ひじをしっかりと上げた時のトップに入ったときの動作は岸 潤一郎明徳義塾時代と似ている、岸同様、横山は肘が肩より下がらず、肘が立った状態でリリースができている。手首も立って、縦軸でリリースができるので、回転数の高いストレートを投げることができる。

 球場のガンによっては140キロ中盤も計測していてもおかしくないと思う。横滑りする120キロ台のスライダーは打者の手元ですっと曲がるので、空振りが奪える。

 気迫がこもった投球で、昨年と比べると攻める気持ちが出てきて、単調になりすぎず、ストレートを狙っているのを見て、スライダーで勝負したりと駆け引きもできるようになっている。ストレートのスピード、伸び、コマンド力、コーナーへの出し入れなどを見ると、横山ほど優れた右サイドはなかなかいない。千葉県ナンバーワンサイドの称号を飛び越えて、全国レベルの右サイドハンドと評価していいのではないだろうか。         

 その横山を援護しようと、打線は1回裏、2番高崎大和が高めのストレートをとらえ、ライトスタンドへ飛び込むホームランで1点を先制。高崎は以前と比べるとだいぶスイングが強くなり、構えもシンプルになり、的確にボールを捉えることができるようになった。遊撃守備は標準以上のものがあり、2020年度の千葉県を代表するショートストップ候補として注目したい存在だ。

その後、横山は奪三振ラッシュで中央学院を抑え込んでいたが、4回表、二死二塁から5番和田 将幸(3年)が高めのボールを逃さず、左中間を破る二塁打で同点に追いついかれる。

 しかし4回裏、専大松戸は4番丹呉 響平(3年)がライト線を破る二塁打でチャンスを作り、一死三塁から6番間中 堅(3年)が右中間を破る適時三塁打を放ち、勝ち越しに成功する。間中は攻守両面で成長を見せた。構えを見ると、力みがなく、シンプルにボールが見られている。インサイドアウトでスイングができており、鋭いスイングができている。イニング間の送球では1.90秒~2.00秒前後のスローイングを披露し、盗塁を刺すなど活躍を見せた。

 さらに7番吉岡 道泰(1年)が犠飛を放ち、3点目を入れる。

 そして5回裏、4番丹呉が適時二塁打を放ち、4点目。6回裏、専大松戸は吉岡が左中間を破る三塁打を放ち、その後、9番小野樹紀(3年)の右前適時打で5点目を入れる。

 三塁打を放った吉岡は昨秋3位の江戸川中央シニア出身の左打者。過去にいた専大松戸のクリーンナップに座った左打者のような体格をしていて、構えを見ると両手で傘を持つようなシンプルな構えをしていて、トップの動きを見ると余計な捻りがなくインサイドアウトでスイングができる。持丸監督によると、練習試合で結果を残したことが抜擢につながったようだ。1年生とは思えない打撃力を持った左打者で今後の進化が楽しみだろう。

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専大松戸 【高校別データ】
中央学院 【高校別データ】
第72回 春季千葉県高等学校野球大会 【大会別データ】

応援メッセージ (2)

専大松戸おつです19期3年2組 2019.05.01
昨年夏、昨秋の覇者にナイスゲーム。次は一昨年秋に苦渋を飲まされた千葉学芸。しっかり気を引き締めて挑もう。(^_^ゞ
いよいよみのる 2019.04.30
いよいよ、明日が、決勝ですね。(いや、3回戦だろっ笑い)個人的には、決勝に匹敵する、カードだと思っています。

相手は、強いと、思います。頑張ろう。

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