短評
春夏を合わせて3度の甲子園を経験した
広島新庄(広島)・秋山恭平投手。4月からは中央大への進学がすでに決まっているが、元U-15代表を経験する経験豊富なサウスポーである。
130キロ中盤のストレートは角度がついているわけではないが、勢いを感じさせる球質である。
身長170センチと体は大きくないが、低く沈み込むなど全身を使った躍動感あるフォームで低い出所から投げ込んでいるからこそ、伸びのある球を投げ込めている。
また変化球も一級品。特に中学時代から使っていたチェンジアップは、真っすぐと変わらずしなやかな腕の振りから投げ込んでおり、緩急差をつける以外にも秋山の投球の幅を広げている。
中央大の1学年先輩には、秋山と同じくU-15を経験した左腕・
深浦 幹也投手(
福岡大大濠出身)がいるなど、実力ある左腕が揃っている。同級生、そして先輩との競争に勝ち、リーグ戦デビューとなるか注目だ。
更新日時:2022.03.02