三國 和磨選手 (木更津総合)

三國 和磨

球歴:木更津総合

都道府県:千葉

ポジション:外野手, 三塁手

投打:右 / 右

身長:172.0 cm

体重:72.0 kg

学年:卒業

寸評

 今年の千葉県内で打撃センスならば県内では5本の指に入るのが木更津総合三国 和磨だ。1年秋から核弾頭として活躍し続け、春では3番に座る。並みの投手では簡単に抑えられないほどの打撃センスを誇り、これほど嫌な打者はいない。 (打撃)  右中間へ抜ける打撃が理想とする三国。木更津戦では右中間方向へ二塁打、レフトの頭を超える二塁打、またも右中間を抜ける三塁打を放った。軽々と右中間へ抜ける長打を放った。千葉経大附戦でも2安打。安定してヒットを量産出来るので、チームとして一番信頼出来る存在ではないだろうか。   スタンスはスクエアスタンス。グリップを肩の位置に置いてバットを寝かせ、膝を曲げて構えている。じっくりと自分の間で構えに入ることが出来ており、集中力の高さを感じさせる。投手の足が降りたから始動を仕掛けていき、小さく足を上げて真っすぐ踏み込んで打ちにいく。  トップは予め捕手寄りに置いているので、構え遅れはない。バットを寝かせるので、最短距離で振り抜くタイプではなく、ボールの軌道に合わせて鋭く振り抜くスイングをする選手だ。引っ張るだけではなく、右方向にも強い打球が打てるのも魅力。 タイミングを崩されると腰が泳いで、ボールを追いかけるような形の内野ゴロが目立つ。基本的に振り遅れの三振はあまりしない選手だ。  低めに強い選手で、積極的に振りにいっていく姿勢は良く、今後も自分のスイングを心掛け、各投手を攻略する一打を放っていきたい。 (守備・走塁)  ポジションはセンター。レフトだった1年秋に比べると打球の反応が良くなり、守備範囲も広くなってきた。地肩自体は悪くないし、シートノックから力強い返球を投げ返すときもあるが、まだ暴投になることも多く、外野守備は粗が見える。  足はそれほど速い選手ではなく、二塁到達タイムは8秒40。基準である8秒29に達していないタイムで、足を売りにする選手ではないようだ。走力の物足りなさが彼の課題といえる。
更新日時:2012.05.03

将来の可能性

 広角に打ち分ける打撃技術の高さはここ数年の木更津総合の打者ではピカイチのモノがある選手ではないだろうか。自分のタイプを把握し、自分勝手な打撃をせず、ポイントゲッターに徹している。対応力が高く、大学・社会人からでも早くから活躍が期待できそうだ。  夏には県内注目の選手として取り上げられていくのではないだろうか。木更津総合の選手の中で、何かやってくれる、絶対に打ってくれるという期待感が伝わってくる打者。打ち始めたら止まらない木更津総合打線の象徴として、今後も勝負強い一打を期待したい。
更新日時:2012.05.03

応援メッセージを投稿

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です