倉石 匠己選手 (東海大市原望洋)

倉石 匠己

球歴:東海大市原望洋

都道府県:千葉

ポジション:中堅手, 三塁手

投打:右 / 左

学年:卒業

短評

観戦レポートより抜粋(2016年5月3日)  倉石 匠己の魅力は木更津総合戦でもお伝えしたように逆方向に鋭い打球が打てること。スクエアスタンスで構えて、投手の足の動きに合わせて上手くシンクロさせて、インパクトまで無駄のないスイングができており、下半身が突っ込まず、軸回転でしっかりと振り切ったスイングができる。東海大市原望洋の選手たちは全体的にがっしりしている選手が多いが、その中でも倉石は、太ももの太さが段違い。下半身の筋力的な素質が最も優れた選手で、それも長打力の源になっているだろう。長打だけではなく、逆方向にクリーンヒットをかさなえており、この打撃技術は舌を巻くものがあるといっていい。  打力ならば千葉県どころか、関東地区でもハイレベルなものがある。甘いコースを見逃さない鋭さも光り、これからマークが非常に厳しくなると思うが、その中でも一打を打てる勝負強さを出していきたい。
更新日時:2016.05.10

寸評

「さぁ打て倉石 飛ばせ空の彼方...」 横浜DeNAベイスターズの筒香嘉智をもとにした応援歌で颯爽と打席に立つのが強打の東海大市原望洋の1番・倉石匠己である。去年はサードをやっていた選手で、柏日体戦で豪快なレフトへのサヨナラ本塁打を放った選手だった。一冬越えて、長打力、対応力ともども格段に進歩が見られる選手だ。 (打撃)  この選手の長所は逆方向へ強い打球を打てること。彼の本塁打は4本見ているが、そのうち3本が逆方向である。千葉県大会の打席を振り返ると、殆どが逆方向~センターへの安打。打球の鋭さも尋常ではなく、速い。  スタンスはスクエアスタンス。グリップは肩の位置に置いてバットを立てて構えている。両目で投手を見据えることができており、バランスが取れた構えをしている。  投手の足が下りたところから始動を仕掛けていき、始動の仕掛けは若干遅く、手元までボールを呼び込んで打ちに行くタイプといえるだろう。右足は回し込むようにあげていき、真っすぐ踏み込んでいく。しっかりと間合いを測ることができており、千葉県大会の打撃を振り返ると、しっかりとタイミングを取ることができていた。トップの動きを見ていくと捕手側方向へ引いていきながら、しっかりトップを形成し、インパクトまでロスのないスイング軌道でボールを捉えることができている。インパクト時の押し込みが強く、強くボールを打ち返すことができる。軸のブレも小さく、始動からフォロスルーまで無駄な動作が少ないスラッガーだといえるだろう。  長打力、打撃技術に関していえば、今年の千葉県では屈指の選手で、強豪大学でも続けていける選手で、この夏の活躍が非常に楽しみ。2年ぶりの甲子園出場へ、ぜひこの夏はQVCマリンのスタンドに多く打ち込む本塁打を見せてほしい。
更新日時:2016.05.05

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