木村 聡司選手 (常葉橘)

木村 聡司

球歴:常葉橘

都道府県:静岡

ポジション:投手, 遊擊手

投打:右 / 右

身長:179.0 cm

体重:68.0 kg

学年:卒業

寸評

 1年生の頃から遊撃手として活躍し、甲子園も経験した好選手。今はチームのエースとして活躍する一方、投手でありながら一番打者を務める異色の存在。今回は、静岡を代表する投手としてのレポートをお送りしたいと思います。     (第一印象)     将来性としては、投手より断然野手だと思っています。それでも投手としても、技術的には中々好いものを持っているのですが。    (投球内容)      膝小僧に土が着くぐらい、深い重心の沈み込みから投げ込んでくるスリークオーター。球速は、常時130キロぐらいから~力を入れた時の球は130キロ台後半ぐらいまで出ているのではないのでしょうか。変化球はカーブ・スライダー、それにチェンジアップだか落ちる球も持っています、しかしボールが上吊ることが多く、春季静岡大会・御殿場西戦では制球に苦しみました。元々遊撃手らしく、フィールディングや牽制などの動作も鋭く、クィックが1.2秒台とそれほど上手くありませんが、野球センスの片鱗が伺えます。    <長所>     お尻を一塁側に落とせるフォームなので、カーブで緩急をつけたりフォークのような縦の変化球も無理なく投げられる土台があります。そういった意味では現在それほど変化球レベルが高いとはいえませんが、将来的にピッチングの幅を広げて行けることは期待できます。     グラブは最後まで体の近くにありますし、足の甲でも深く地面を捉えています。ボールも前で放せており、もっとコントロールが好いはずなのにコントロールはイマイチ。リリースが不安定で、指先の感覚の悪さが気になります。    <課題>     着地までの粘りはもうひとつで、体の開きが少し早くなってしまっているのが残念。体の開きが早いと、コースを突いたような球でも踏み込まれて打たれてしまいます。
更新日時:2014.05.20

将来の可能性

 投手としての土台となるフォームはしっかりしているわりに、それを上手く実戦で活かせていないのは残念。そういった意味では、投手としてもっと高いパフォーマンスも期待できそう。しかしその一方で、将来性ではダントツ野手だと考えられます。個人的には、野手としてならばドラフト候補としてマークできる素材だと評価します。ぜひ夏まで、追いかけてみたい選手でした。
更新日時:2014.05.20

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