松田 隆之介選手 (仙台育英)

松田 隆之介

球歴:仙台育英

都道府県:宮城

ポジション:投手

投打:右 / 右

身長:177.0 cm

体重:74.0 kg

学年:卒業

短評


 投手王国を形成しつつある首都大学の日本体育大。2022年度は注目の二刀流・矢澤宏太投手(藤嶺藤沢出身)が最終学年になり、新入生に目を向けると関戸康介投手(大阪桐蔭出身)が入学するなど、注目どころが目白押しだが、今回は仙台育英(宮城)から日本体育大へ進んだ松田隆之介投手を紹介する。  タレント揃いだった仙台育英の強力投手陣の一角を担った右腕。最速144キロをマークする速球派投手という印象が強いが、制球力も悪くないことも評価ポイントである。  昨年のセンバツの舞台で神戸国際大附(兵庫)と対戦した2回戦。先発した松田は6回93球を投げ8奪三振、2四死球1失点で勝ち投手になった。松田本人も、普段の練習から意識して取り組んできたこともあり、制球力には自信を持っている。仙台育英の指揮官・須江航監督も、その点も含めて「大荒れすることなく、試合を作れる」と安定感あるゲームメーク能力の高さを評価するコメントをしていた。  その証拠に、仙台育英で取っているデータによるストライク率が、2年の秋時点で70%という。これはエース・伊藤樹投手を超える成績であり、松田にとっては大きな武器だ。  ノーワインドアップから、終始脱力しつつ全身を大きく使った縦回転のフォームが印象深い。走者が出ると力むシーンも見受けられるが、下半身を粘り強く使い、フォームの再現度が高い。だから、球の乱れが少なく、持ち味の安定感が発揮されているのではないだろうか。  今のフォームに大きな癖がないだけに、土台となる体づくりをしっかりとしていけば、早くからデビューできる可能性もあるだろう。実戦派右腕・松田が投手育成に定評がある日本体育大での4年間で大化けして、プロ注目投手になることを期待したい。
更新日時:2022.02.21

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