短評
名門・天理を担う身長188センチの大型サイドハンド。昨年まではオーバーハンドだったが、昨秋の県大会3位決定戦の直前でサイド気味のスリークォーターに転向し、安定した投球を発揮し、センバツに導いた。
130キロ中盤の速球を両サイドにテンポよく投げ分け、追い込んでからは高めの釣り球を使いながら三振を奪う。スライダー、シンカーを巧みに投げ分け、ゲームメークもできる。
精神的にも落ち着きがあり、バックの野手からしても守りやすい。オーバースロー時代は、不安定でリズムもよくなかったので、ここまでの技巧派の投球ができるのは驚きだった。
また、去年のエース・達孝太投手(日本ハム)から学んだことが多く、ラプソードによると、スリークォーターになってからは2100~2300回転まで上がったという。
打たせて取るだけではなく、三振を奪える投手になることを目指していた南澤。このセンバツでは大きな成長を見せているか注目だ。
更新日時:2022.02.23