全国制覇のサッカー部に続け!青森山田高校OBは?
冬の風物詩のひとつでもある全国高校サッカー選手権大会が1月14日に閉幕した。この大会で優勝したのは2年ぶり2度目となる青森山田高校(青森県)だった。
さて、今回優勝を果たした青森山田高校だが、高校野球の世界でも実績はある。全国制覇の経験こそないが、春夏あわせて13回に渡って甲子園の土を踏んでいる。八戸学院光星高校と並び、県内屈指の強豪校だ。
さて、そんな青森山田高校OBはプロ野球の世界において、どのような活躍を見せているのだろうか。現役選手を見ていきたい。
吉田一将や京田陽太が同校OBとして活躍
高校時代の京田陽太(左)と西村凌(右)
現役選手の中でもっとも結果を残しているのは、吉田一将(オリックス)だろうか。同校を卒業後に日本大学、JR東日本を経て、2013年ドラフト1位でオリックスへと入団。先発、中継ぎ両方の役割を任され、チームに欠かせない存在となっている。
2018年シーズンはキャリアハイとなる58試合に登板し、3勝4敗21ホールド、防御率3.83の成績を残した。チーム事情もあり2019年シーズンの起用法は明らかになっていないが、本人は「先発調整」も行うとコメントしている。
そして根尾昂(中日)の前に立ちはだかる「壁」である京田陽太(中日)も同校出身である。卒業後は吉田と同じく日本大学へと進学。2016年ドラフト2位で中日へと入団した。初年度から新人王を受賞する活躍を見せており、しっかりとキャリアを積んでいる。3年目となる2019年シーズンも「開幕スタメン遊撃手は僕」と根尾に宣戦布告。注目される存在のひとりだ。
そして山崎晃大朗(ヤクルト)も同校出身だ。京田の1学年上となり、日大でも共に戦っていた戦友でもある。2015年ドラフト5位でヤクルトに入団し、2019年シーズンは4年目となる。激戦区となっている外野陣のレギュラー争いに加わることが最低条件だろう。
その他には三森大貴(ソフトバンク)、西村凌(オリックス)、堀岡隼人(巨人・育成)らが同校出身者だ。現時点ではプロでの実績はなく、これからの活躍に期待されている。
青森山田高校OBたちはサッカー部の躍進とおなじように、2019年シーズンに栄冠を掴むことができるだろうか。その動向を見守りたい。
(記事=勝田聡)