2019年03月22日 豊橋市民球場

豊川工vs豊橋西

2019年春の大会 春季愛知県大会 東三河地区予選 リーグ戦
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風にも乗って止まらない豊川工打線、猛攻で5回29点奪い大勝



3塁打を放った榊原崇時(豊川工)

 4年前には、豊橋工を率いて21世紀枠代表校としてセンバツ甲子園出場に導いた実績のある林泰盛監督。昨春から、豊橋西に異動してきた。豊橋工時代に比べると、練習環境などは、なかなか厳しい状況でもあるようだが、それでも徐々にチームに「頑張れば何とかなる」という意識が浸透してきているはずだ。昨秋の大会では、ブロックリーグ戦は6位と最下位だったものの、豊橋工豊橋商にはそれぞれ引き分けて4敗2引き分け。まずは、1勝を目指していきたいという意識で挑んだ今大会である。

 迎える豊川工は、かつて高校駅伝では知られた存在だった。野球部も、ある程度は安定した実績を誇っている東三河の中堅校とも言える存在だ。

 現在は、助っ人二人を加えて何とか11人で戦う豊橋西。厳しい陣容であることは否めない。

 層の厚さでも優る豊川工は、序盤から豊橋西投手陣に襲い掛かる。初回、先頭の勝岡君が四球で出ると、暴投で二塁へ進み、渡辺英志君の左前打であっさりと先制。さらに、3番下村君が左中間に落とす三塁打で2点目。先発の背番号5をつけた谷町君はアウトを取れぬまま三塁のポジションに着き、マウンドには二塁から中村君が登った。しかし中村君も榊原君に三塁打を浴び、小林大騎君にも右前タイムリーを浴びて豊橋西はなかなかアウトが取れない。それでも、その後を何とか中村君は踏みとどまった。

 2回にも豊川工は勝岡君の二塁打、小林君の二塁打などで4点を追加。さらに3回にも豊川工は強風による幸運な打球などもあって打者13人の攻撃で7点を加えた。こうして試合そのものはワンサイドとなっていったのだが、それでも豊橋西も反撃をする。

 3回の豊橋西は二死から1番波多野君が中越三塁打すると、四球後佐藤周亮君が右前打して一矢を報いる。さらに連続四球で押し出し、この回2点とした。

 豊橋西は11人しかいない中で、何とか投手をやりくりしようと抵抗したが、及ばなかった。豊川工打線も、少しでも球が甘いとしっかりと叩いていくということを徹底していた。だから、風にも乗った打球はよく飛んだ。強風という悪コンディションで、打ち取ったつもりの打球がぐんと伸びていくということもあった。時には砂塵も舞って中断という選手たちにとっては気の毒なところもあった。そのことで、集中を切らせてしまっていたというのも否めないところだった。

 豊橋西の林監督は、大敗の試合を受け止めながらも、「甲子園出場という、上の経験をさせていただきながら、こうした立場でやっていかなくてはいけないということがあるのも高校野球です。これから、このチームをどうしていくのか、どういうチームにしていかれるのかということも大切なことだと思っています」と、今の環境で新たにチャレンジしていくという気持ちを示していた。

(文・写真=手束 仁

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