2018年09月22日 刈谷球場

西尾東vs享栄

2018年秋の大会 第71回愛知県高校野球選手権大会 3回戦
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夏の経験が自信となって生きた西尾東、享栄に競り勝ちベスト8進出



享栄・三島安貴君

 この夏、東愛知大会で決勝進出。愛知産大三河に敗れはしたものの、甲子園まであと一つというところまで迫った西尾東。ここ10年未満の中で、夏の愛知大会で3度ベスト4以上の進出を果たしている、上位常連校と言っていい。しかも、毎年、夏はほとんど3年生で戦いながら、新チームがスタートしても、西三河地区予選でしっかりと結果を出して、県大会進出を果たしている。

 寺澤康明監督は、「下級生たちは、夏の大会で先輩たちが戦っていく姿をスタンドから応援しながら、そこで何かを学んでくれているのだと思います。だから、新チームで経験の少ない選手たちであっても、チームとしてはまとまって戦っていかれています」と、胸を張る。また、地域の公立校という立場でもあり、選手たちも取り立てて中学時代に実績があって注目されていたという存在でもない。部員の構成としても、7割以上がいわゆる中学の部活での野球部出身者で、硬式のクラブチーム出身者の方が少ない。

 そうした、いわば普通の野球が好きで一生懸命に部活動として取り組んでいきたいという高校生が、進学先として西尾東という学校を選択してきているのだ。そして、そうした形で集まってきた生徒を寺澤監督が、熱い思いで指導をしていく。それが、西尾東というチームの特徴として確立されてきている。だから、試合を重ねていきながら花が咲き、実を結んでいくのである。

 この秋の新チームも、例年と同じ形でスタートしていったが、西三河地区大会では夏に敗れた愛知産大三河に対して二次予選トーナメントの初戦で雪辱を果たすなどして、1位校として県大会進出を果たした。それだけでも見事と言っていいであろうが、県大会でもクジのいたずらか愛知産大三河と当り、またしても勝利してここまで進出してきた。

 これに対する享栄はこの夏、西愛知大会ベスト4だったが、その試合をもってベテラン柴垣旭延前監督が勇退し、中京大中京で全国制覇に導いた実績のある大藤敏行監督が就任。その船出の秋となったのだが、就任早々に大藤監督が骨折するというアクシデントがあり、名古屋地区予選ではベンチ入りできなかったということで、文字通りこの県大会がニュー享栄の船出となった。

 そんな両校の対戦は、秋の大会の好チーム同士の対戦らしくロースコアの投手戦の展開で、期待通りの好試合となった。

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