2017年09月23日 刈谷球場

大府vs旭丘

2017年秋の大会 第70回愛知県高校野球選手権大会 3回戦
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7回に均衡を破った大府、何とか虎の子の1点を守り切る



甲斐陽光(大府)

 県内屈指の進学校で、高校野球の歴史でも、かつての中等野球時代には、愛知一中で全国に君臨した強豪校で、全国制覇の歴史もある旭丘。胸の真ん中にある、鯱(しゃちほこ)の校章というユニフォームと白地に二本ラインの戦闘帽のような筒状の帽子は、レトロ感たっぷりだが、戦前からの伝統校の矜持でもある。その旭丘が、今年は、名古屋市内大会の段階から評判がよく、県大会ベスト16にまで勝ち上がってきた。

 これに対する大府は、県内では随一の公立の雄として、夏は2回、春は4回という甲子園出場実績もある。元巨人の槙原寛己や元阪神の赤星憲広などのプロ野球選手を輩出したことでも知られている。そんな、ファンにとってはちょっと注目したい1戦となった。

 初回、旭丘は先頭の山本元紀君がいきなり中前打。「おーっ!」とスタンドは沸いたが、大府の甲斐陽光君は慌てることなく落ち着いて併殺をとった。しかし、旭丘は3番後藤君も中前打。「面白い試合になるぞ」と思わせるスタートだった。

 旭丘小松 健太郎君は左腕から、きちんとしたフォームで投げ込んでくるが、いわゆるムービングボールのように、打者の手元で微妙に球が動いており、これが効果的で大府打線を巧みにかわしていた。
「いい投手だということは聞いていましたし、投球を見てもそう簡単には打てないだろうなとは思いました。簡単に手を出して引っ掛けないようにと、狙いを絞って振り抜いていけと指示したのですが、なかなか捉えきれませんでした」と、大府の野田雄仁監督も、脱帽していた。

 また、大府の甲斐陽光君も、見方がなかなか点を取り切れない中で、辛抱の投球でこらえていた。初回に2安打されたものの2~6回は3人ずつできっちりと押さえていた。こうして、両投手のテンポのいい投手戦となって、6回の表裏を終えたところでちょうど1時間。ただ、どちらもなかなか得点になりそうな感じがしない展開でもあった。

 7回に旭丘は4番佐野君が、チームとしても久々の安打を放つものの、得点には至らず。そして、その裏大府は先頭の7番伊藤尚輝君が左前打で出ると、しっかりとバントで送り、二死二塁から1番の安達君が左前打で二塁走者を帰し、ついに均衡を破った。小松君の失投というよりも、安達君が執念と気迫で運んでいった一打と言っていいであろうか。

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旭丘 【高校別データ】
大府 【高校別データ】
第70回愛知県高校野球選手権大会 【大会別データ】

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旭丘旭丘がんばれのりっち 2017.09.21
全員野球で、チーム旭丘の力を、目の前の野球にぶつけてください。結果は後からついてくるはず!しっかり準備して試合に臨んでくださいね!がんばれ!

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