瀬田工vs水口東
瀬田工がコールド勝ちで31年ぶりの近畿大会出場を決める

7回1失点の好投を見せた吉田翔湧(瀬田工)
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<秋季近畿地区高校野球滋賀県大会:瀬田工10-1水口東>◇1日◇準決勝◇マイネットスタジアム皇子山
瀬田工が水口東を7回コールドで下して31年ぶり4回目の近畿大会出場を決めた。
瀬田工は1回裏、2死三塁から4番・小辻薫(1年)の右前適時打で先制。3回裏には1死二塁から3番・竹内勇真(2年)の中越え適時三塁打で1点を加えると、続く小辻がスクイズを決めてリードを3点に広げる。
さらに5回裏にも1死二、三塁から5番・杉本宗治郎(2年)がスクイズを決めると、続く6番・南井柊耶(2年)の右中間への適時三塁打で1点を追加。大技と小技を兼ね備えた攻撃で試合の主導権を握った。
瀬田工は6回裏にも5点を追加。守りでも先発の吉田翔湧(2年)が7回1失点と好投してバックも無失策で応えた。
攻守に水口東を圧倒した瀬田工が10対1の7回コールド勝ち。終始、隙のない試合展開で相手を寄せ付けなかった。
「秋の課題は低く強い打球を打つことでした。今日はそれができて良かったと思います」と試合を振り返った瀬田工の小椋和也監督。6回で14安打を放ち、うち長打は5本と打力の高さを見せつけた。
2年前にドラフト候補となった小辻鷹仁(現・創価大)の影響で弟の薫をはじめ、好選手が多く入学するようになった瀬田工。夏の初戦で近江と延長戦を繰り広げた時のレギュラーが殆ど残っており、ともに近畿大会出場を決めた彦根総合と同様に豊富な経験が躍進に繋がった。
1980年夏には甲子園4強の実績もある伝統校が久しぶりの近畿大会に挑む。「やってきたことしかできないので、それができたら」と自然体を強調した小椋監督。41年ぶりのセンバツ切符をつかみ取ることができるだろうか。
(取材=馬場 遼)