試合レポート

つくば秀英vs水海道二

2017.09.15

つくば秀英が8回コールドで県大会へ!1年生エース吉田青矢が5回1失点の好投

つくば秀英vs水海道二 | 高校野球ドットコム
ホームランの大橋を出迎えるつくば秀英ベンチ

 先攻・つくば秀英は背番号1の右腕・吉田 青矢(2年)が、後攻・水海道二は背番号7の右腕・加藤 永遠が任された。

 1回表、つくば秀英が加藤の立ち上がりに付け入る。先頭の江藤 大樹がセンター前ヒットで出塁し、送りバントと盗塁で一死三塁から、3番・岩崎のライト前ヒットで1点を先制する。さらに盗塁で二死二塁とし、5番・増山のライト前ヒットで2点目を奪う。続く6番・上野はライト前ヒット、7番・広瀬の内野ゴロはエラーを誘って二死満塁とし、パスボールで3点目を奪う。なおも二死二、三塁とし、8番・吉田のセンター前ヒットで2点を追加し、この回一挙に5点を奪う。

 2回表、水海道二は二番手に背番号1の右腕・中島 滉辰を投入し、4回まで無失点で切り抜ける。5回表、つくば秀英は一死から2番・大橋がライトにホームランを放って6点目を奪う。

 大量リードを許した水海道二は5回裏にようやく反撃する。先頭の9番途中出場・菊田 隼輝がセンター前ヒットで出塁し、1番・岩崎 俊輔が四球、2番・苅部 聖吾がセカンド前に見事なプッシュバントを決めて無死満塁のチャンスを迎える。続く3番・長塚はサードゴロで本塁封殺となるが、4番・森崇貴のセンター前タイムリーで1点を返す。なおも一死満塁とチャンスは続くが、5番・中島は見逃し三振、6番・倉持はサードゴロに倒れて追加点は奪えない。

 6回裏、つくば秀英は2番手に背番号11の右サイド・高橋を投入する。水海道二は一死から8番・久松がサード内野安打で出塁し、二つの四球で二死満塁のチャンスを迎えるが、3番・はショートゴロに倒れ得点は奪えない。

 8回表、つくば秀英が追加点を奪う。先頭の4番・青木がレフトオーバーツーベースで出塁し、ボークで三塁まで進むと、5番・高橋のセンター犠牲フライで1点を追加する。水海道二はここで、3番手にレフトの守備に就いていた背番号11の右腕・菊田 隼輝を投入する。つくば秀英は6番・上野がライト前ヒットで出塁し、送って二死二塁から、8番代打・小谷がレフトオーバーツーベースを放ち8点目を奪う。

 7点差とされ後がない水海道二は8回裏、二死から9番・菊田がこの日3安打目となるライト前ヒットで出塁するが、後続に当たりがなく7点差コールドで試合終了となる。

 つくば秀英先発の吉田 青矢はコントロールがアバウトで高めに抜けるボールが何度もあったが、130キロ後半は出ていようかという威力のあるストレートを投げ込んでいた。1年生ながら今夏は既にマウンドデビューしており今後の成長が楽しみな存在だ。

 野手陣では4番の青木 亮磨が分厚い身体で迫力のある鋭いスイングをしている。ツーベース以外の打席内容は変化球をかすっての内野フライが3つとまだまだ荒削りではあるが、みなぎるパワーを感じられた。

 水海道二は2番手に登板した中島 滉辰が6・1/3イニングを2失点と試合を作ったが、初回の大量失点が響いた。途中出場の菊田 隼輝(1年)は身長184センチと大柄でありながら投げる方はまだ球威が足りないので今後の成長に期待したい。反面、打つ方は3打数3安打1四球と全出塁で一人気を吐いた。

(文=伊達 康

 

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この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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