試合レポート

市立柏vs成田

2017.07.21

市立柏がエース対決を制し、ベスト8入り!

 ベスト8をかけた対決は、1点を争う好勝負となった。

 成田は1回表、二死二塁から4番宮川 将平(3年)がストレートを打って右中間を破る適時二塁打で1点を遠征する。しかし市立柏も、1回裏一死三塁から3番阿部の犠飛で同点に追いつき。4回裏に勝ち越しに成功した。

 市立柏は下級生の時から活躍している技巧派左腕・山形将貴(3年)が左オーバーから常時120キロ後半~134キロのストレートを中心に攻める配球。さらに120キロ近いスライダーを低めに集め、成田打線を打たせて取っていった。高2年の時と比べると速球は速くなり、ピッチングに落ち着きが出て、だいぶ完成度の高さが出てきた。

 1点を追う成田は、7回表、一死三塁から2番尾島 一晟(3年)の左越え適時二塁打で、同点に追いついたが、8回裏、二死満塁から7番矢代の中前適時打で2点を勝ち越しに成功した。

 試合は市立柏が制したが、両エースの投げ合いには見ごたえがあった。市立柏はエース・中村凌大(3年)が登板。コンパクトなテークバックから振り下ろす直球は、常時130キロ前後を計測。スライダー、カーブを内外角に投げ分ける投球を見せていたが、勝負所でしっかりと球速を上げていき、常時133キロ~135キロを計測するなど、力強い投球を見せた。まだ細身だが、しっかりと体力づくりをしていけば、140キロ台も期待できる右投手だ。

 そして敗れた成田は、エース・小田託未が7回裏からリリーフから登場。先発と違ってペース配分を意識せず、全力投球。先発時には、120キロ後半だが、この試合では、常時134キロ~135キロを計測。ここぞという場面のストレートは力感が溢れ、これまでの小田の印象を一変させるものであった。小田の良さは体重移動がうまく、さらに球持ちが良いので、回転数が高いこと。球速は劣るが、JX-ENEOSで活躍する斎藤 俊介を彷彿とさせる投手ではないだろうか。しっかりと体を作り、ぜひ次のステージで活躍することを期待したい。

(文=河嶋宗一)

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この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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