試合レポート

常総学院vs石岡一

2015.08.28

常総学院が3試合連続コールド勝ち。石岡一に圧勝で2年連続の県南選抜大会決勝進出!

樫村雄大(常総学院)

 県南選抜大会(県南地区の新人戦)の準決勝第1試合は、今夏の第1シードであった常総学院と、同じく第3シードであった石岡一という好カードとなった。

 常総学院はエース左腕・鈴木 昭汰(2年、土浦霞ヶ浦ボーイズ)を4番・ライトに据え、先発マウンドには右腕・樫村 雄大(2年、水戸シニア)が上がった。
対する石岡一は、公式戦での登板経験豊富なW右腕・高崎 大幹(2年)でも石田 稜(2年)でもなく、右腕・大槻 青海(1年、園部中、オール県南)を先発マウンドに、また先発マスクは、下級生から正捕手だった下田 陽太(2年)ではなく原田 大地(1年、八郷中、オール県南)を送り、1年生バッテリーで臨んだ。

 1回表、石岡一は一死から2番・濱田 虎太郎(2年)と4番・土井 活平(2年鉾田南中、オール茨城)が四球で二死一、二塁とするが、5番・原田は見逃し三振に倒れる。

 1回裏、常総学院は二死から3番・中村 迅(2年、常総シニア)が四球と盗塁で二死二塁とするが、4番・鈴木は空振り三振に倒れる。

 2回裏、常総学院は二死から7番・花輪 直輝(2年、土浦霞ヶ浦ボーイズ)、8番・荒 祐広(2年、取手シニア)の連打、9番・宮谷 拓人(2年、柏シニア)は四球で二死満塁とするが、1番・陶山 勇軌(1年、城南ボーイズ)はライトフライに倒れる。

 3回表、石岡一は1番・大野がセンター前ヒットで出塁し、犠打とワイルドピッチで二死三塁とするが、3番・飛田 直樹(2年、笠間中)はライトフライに倒れる。

 3回裏、常総学院は先頭の2番・有村 恒汰(2年、下妻中、オール茨城)がセンター前ヒットで出塁し、二死三塁までチャンスを広げるが、得点には至らない。

 序盤を0対0で凌いだ両者だったが、4回裏に試合が動く。常総学院は先頭の6番・樫村が内野安打で出塁し、送って一死二塁とし、8番・荒の左中間スリーベースで1点を先制。続く9番・宮谷はレフト前に運んでさらに1点を追加する。
石岡一ベンチは、ここで2番手に冨塚 聖斗(2年、友部シニア)をマウンドへと送り後続を断つ。
石岡一0-2常総学院


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大槻青海(石岡一)

 5回裏、常総学院は3番・中村がエラーで出塁し、5番・木村 健太郎(2年、那珂二中、オール茨城)のライト前ヒットで一死一、三塁とすると、ボークで1点を追加する。
石岡一0-3常総学院

 6回表、3点リードされた石岡一が反撃に出る。先頭の2番・濱田がレフト前ヒットで出塁すると、3番・飛田の送りバントはサード・荒の送球エラーで無死一、三塁。続く4番・土井がレフトへの犠牲フライを放ち1点を返す。なおも5番・原田は四球で一死一、二塁とチャンスを広げるが、6番・根本はサードゴロゲッツーに倒れ追加点は奪えない。
石岡一1-3常総学院

 6回裏、2点差に迫られた常総学院が大きく突き放す。先頭の9番代打・吉成 智哉(2年、阿見中、オール茨城)が右中間スリーベースで出塁。ここで石岡一ベンチは3番手に来栖を投入するが、常総学院の猛打は止まらない。無死三塁で迎える1番・陶山 勇軌はセンター前で1点。さらに、エラーと四球で一死満塁から、5番・木村のレフト前ヒットで2点。なおも盗塁などで二死二、三塁とし、7番・花輪 直輝のレフト前ヒットで2点を追加し、この回一挙5点を奪う。
石岡一1-8常総学院

 7回表、常総学院は2番手に伊藤 龍(2年、北茨城常北中、オール茨城)を投入する。
7点差を付けられ後がない石岡一だが、先頭の7番・小仁所 祐太(2年、小川南中)はセンターフライで一死。8番代打・川又はサードゴロで二死。9番代打・野口はファーストフライに倒れ、7回コールドゲームが成立する。

 常総学院は、春以降調子を落としていた樫村 雄大が復調し、6イニングを被安打2、失点1とゲームメイクした。ただ、与えた四死球は4つ(全て左打者)と、制球面に課題を残した。また、2番手に登場した伊藤は魅力的な快速球を投じており、投手陣の層の厚さを感じた。
打撃陣では下位打線の活躍が目立った。特に7番・花輪は3打数3安打と当たっていた。また、俊足好打で長打もある荒祐広が8番を担っていることは、相手にとって脅威である。

 敗れた石岡一は、昨秋から今夏にかけて公式戦で経験を積んでいるバッテリーの起用を回避し、手の内を明かさなかった。一方、打撃面は2回戦では藤代紫水から12得点、3回戦では土浦湖北から7得点と大量点を奪っていたが、この試合では、常総学院の樫村-伊藤リレーに2安打1得点と抑え込まれ、勝機を見出せなかった。秋に向けて打撃面のより一層の奮起と成長を期待したい。

(文=伊達 康


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この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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