成田vs京葉
![](/images/report/chiba/20100719002/photo01.jpg)
中川(成田)
成田中川10奪三振の好投!京葉を五回コールドで下し成田五回戦進出!
この日も灼熱の陽射しが照りつけ例年にも増して暑さが身にしみる観戦となった19日、千葉マリンスタジアムでは四回戦の二試合が行われた。
第一試合成田対京葉の一戦、京葉先発エースの伊藤が立ち上がりから制球が安定せず連続四球、そこを成田がそつなく攻め五番高橋の二点タイムリーツーベースなどで初回に5点先制。二回にも七番勝田の走者一掃のタイムリースリーベースなどで4点を入れ9-0とし序盤で試合を決めた。五回にも五番高橋がタイムリーを放ち1点を追加して五回コールド成立、成田が五回戦に駒を進めた。
成田の先発中川、ストレートはマリンの表示でだいたい135キロ前後。さして速さは感じなかったものの安心して見ていられたマウンドさばき、執拗なけん制でランナーを封じ、外角中心の組み立てで流れるスライダーを効果的に使い五回を投げ三回戦の千葉黎明戦に続く二桁10奪三振の好投をみせた。
早くから好投手として注目されてきた成田の中川、三年最後の夏を迎え実力の真価が問われる。最後の夏にかける想いは強いだろう。三回戦で今大会Aシード千葉黎明を下す14奪三振の好投をみせ一山越えた中川、そしてこの日も好投、ベスト8が見えてきたか。
一方の京葉高校、市原の県立としてはしばらくぶりのベスト32入りを果たす健闘を見せるも、この日成田の前に涙を飲む形となった。大量リードを許す展開でも京葉ナインの表情は清々しく、一つのプレーに全力投球する姿勢には強い共感を覚えた。この敗戦で下を向くことなく更なる高みを目指してほしい。
(写真・文=国吉 辰一)
[:addclips]
[:report_ad]
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
京葉 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | ||||||||||
成田 | 5 | 4 | 0 | 0 | 1X | 10 |
京葉:伊藤、大野-近藤 成田:中川-渡部