都立雪谷vs都立淵江
12対2!都立雪谷が圧勝でベスト16へ!
快晴の空の下、[stadium]大田スタジアム[/stadium]を会場として、東東京大会4回戦都立雪谷対都立淵江の試合が行われた。
天気予報では最高気温35℃が予想される本日。会場にはうちわを片手に観戦する方が多く見られた。
都立雪谷といえば、昨年、都立高ながらオリックス・バファローズにドラフト9位指名を受けた鈴木 優選手が記憶に新しい。昨年は、夏、秋と準々決勝まで進出。夏は関東一(試合レポート)に、秋は二松学舎大付(試合レポート)に敗れた。今大会は、都立駒場、都立青山に下してここまで勝ち上がってきた。対する都立淵江も2回戦(試合レポート)、3回戦と順調に勝ち上がってきており、非常に勢いがある。
都立雪谷の元気の良い円陣で幕を開けたこの試合。試合は初回から動く。
先頭中尾 亮太が四球で出塁し、二番木本 航平が凡退。中尾君は盗塁を決め、一死二塁のチャンスとなる。この場面で、2年生ながら3番を打つ神子 堅吾が中前安打を放ち、都立雪谷が先制する。
先制した都立雪谷はその後も攻撃の手を緩めない。
3回表の都立雪谷の攻撃。安打、四球で無死一、二塁のチャンスを作ると4番畠山 仁吾が左中間を大きく破る走者一掃適時三塁打を放ち、2点を追加し3対0とすると、4回表にも、連続犠打で作ったチャンスから、バッテリーエラー、スクイズで2点を追加。
一方、都立淵江も黙ってはいない。
4回裏は4番堀内 聖太からの打順。堀内君の放った打球はレフト頭上を大きく超える一打となりそのまま柵越え。両翼97.6mの[stadium]太田スタジアム[/stadium]にて100m近く飛んだと思われる、見事な本塁打で反撃ののろしを上げた。さらに、6番野村 玲央の右三塁打でチャンスを作り、7番飯塚 智也の中前適時打で一点を返し、5対2。都立淵江の反撃が始まるかと思われた。
しかし、都立淵江は2番手で登板した都立雪谷エース森本 歩を打ち崩すことができない。
さらに突き放したい都立雪谷は、5回表に6番吉田 将貴の三塁打などで2点を追加。8回表には、6つの四死球、7番樋口 勝也、8番森本 歩の適時打で一挙5点を追加。最後はエース森本がしっかりと締め、見事8回コールド12対2で都立淵江を下した。
都立雪谷は、テンポの良いピッチングで流れを作った、先発の亀井 晃成、安定さで確実に試合をものにしたエース森本 歩の継投での勝利となった。
(文=高校野球ドットコム編集部)
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