日体荏原vs駿台学園
再三のピンチを0に抑えた日体荏原!学校創立110年を超える伝統校が4回戦へ!
朝の快晴が嘘のように、1試合目終盤から流れてきた暗い雲に覆われた[stadium]神宮球場[/stadium]で本日の第2試合の日体荏原対駿台学園の試合が開始された。
試合は日体荏原が初回に四球から得たチャンスに3番・丸岡 銀河が中前安打で応え1点を先制する。
これに対抗する駿台学園も、翌2回表に相手のミスや四球から生まれた一死二、三塁のチャンスを作るも、後続を日体荏原先発の柴田 大地に連続三振に斬られ反撃とはいかなかった。
日体荏原は守備から作った流れでさらに得点を重ねる。
3回裏の攻撃では9番・石川 亜人夢が右前安打で出塁すると、1番・酒井 盛光も三塁手横を抜ける2塁打で続く。その後、2番・古川 司盛が死球で出塁し一死満塁のチャンスを作る。ここで3番・丸岡が放った打球は大きなバウンドをし中前への安打となり、これで2点を追加する。この後6回にも1点を追加し4対0とする。
依然として駿台学園打線を0に抑える日体荏原は、先発の柴田から背番号1の日体荏原鈴木 健介に交替。鈴木も柴田同様に日体荏原打線を抑える。そして最終回にマウンドに向かう鈴木に向かって柴田が「健介!」と笑顔で声を掛け、背番号1の背中を叩いて送り出していた。
鈴木は、9回を打者3人できっちりと抑え日体荏原が逃げ切る。
スコアのみでは、日体荏原の完封勝利だが、駿台学園は幾度として得点のチャンスを作るもあと1本が出なかった。しかし、逆を返せば、日体荏原のピンチでの集中力と守備力の高さが伺える試合となった。
勝利した日体荏原は、7月19日に日大豊山との対戦が決まった。
(文=佐藤友美)
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