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雨天練習とコンディション【セルフコンディションニングお役立ち情報】

2024.06.18


雨が多い季節になるとグラウンドの状態が悪くなって屋外練習ができなくなり、室内での練習に切り替わることがあると思います。野球は天候に左右されやすいスポーツの一つですが、限られた環境の中で練習を行う際に、うっかりケガをしてしまわないように気をつけましょう。天気の良い日とは違った雨天練習の特徴やコンディションについて考えてみたいと思います。

滑りやすいサーフェス(地面や床)

雨天練習でまず気をつけたいのが、サーフェス(地面・床)の状態です。雨の日はいつも以上に床が濡れて滑りやすくなっているだけではなく、かいた汗によっても床が濡れてしまうことが想定されます。特に校舎内の廊下や階段など、もともと床が滑りやすいところで練習を行う場合は雑巾などを準備して、こまめに床を拭いておくようにしましょう。こうした滑りやすいサーフェスでは、切り返し動作など敏捷性を目的としたエクササイズは避けた方が賢明です。滑ったり、転んだりして足首をひねる、太ももを痛めるといったことがあるからです。また階段を使う場合は「上り階段」を使い、スピードを競うようなことは避けましょう。下り階段を勢いよく下りてくることは大きなケガにつながりやすいため、行わないようにしましょう。

入念にウォームアップを行う

天気の良い日と違って雨の日は気温が低くなりがちです。授業が終わってそのまま雨天練習が開始されるときにも、ウォームアップは丁寧かつ入念に行うようにしましょう。体が温まらないうちから練習に参加してしまうと、ふとした動作で痛めてしまうことがあるからです。また雨の日や雨が降りそうな天候は、以前痛めた部位(いわゆる古傷)に痛みが出る選手も少なくないと思います。痛みを感じるメカニズムには諸説ありますが、一つには気圧の変動によって交感神経が刺激されるからではないかと言われています。以前痛めた部位は温めることで柔軟性や動きやすさを獲得することができるため、雨の日こそ入念にウォームアップを行いましょう。

汗をかいた後はすみやかに着替える

雨の日に限ったことではありませんが、気温が低い中で汗をかくと、時間の経過とともに濡れたウエアが体温を奪うようになります。運動直後は体が温まって気にならないかもしれませんが、練習が終わったタイミングや着替えるタイミングがあれば、すみやかにウエアを着替えるようにしましょう。クールダウンを行う際も濡れたウエアのままではなく、渇いたウエアに着替えた上で行うようにします。もしクールダウンの時間が短くなってしまうようであれば、着替えて帰宅し、その後自宅でストレッチやエクササイズなどを行うことでも構いません。また体が冷えていることが想定されるため、自宅では湯船に浸かってしっかりと体を温めるようにしましょう。

文:西村 典子
球児必見のコラム「セルフコンディショニングのススメ」はこちら!

この記事の執筆者: 西村 典子

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