【関東】作新学院、打線爆発28安打で優勝! 山梨学院に昨春の雪辱果たす〈秋季大会〉
〈第76回秋季関東地区野球大会: 作新学院13ー4山梨学院〉♢29日♢決勝♢栃木県総合運動公園野球場
神宮大会をかけた一戦、作新学院と山梨学院の対決は13対4で作新学院が勝利を収めた。
試合は初回から両者得点を挙げる。作新学院は1回、1番・小森 一誠外野手(2年)が2塁打で出塁し、後続が進塁打で1死三塁のチャンスを作ると、3番・小川 亜怜外野手(1年)の中前適時打で1点を先制した。主将の小林は1打席目をこのように語る。「7年ぶりの神宮まであと1勝と言うところで、初回に何としても点を挙げ、先発の小池を楽にさせてあげたかったです」と3ボール1ストライクから甘く入ってきた直球を上手く打ち右線2塁となった。
山梨学院はその裏、1番・黒澤 后琉外野手(2年)が中前安打で出塁すると犠打と暴投などで1死一、三塁のチャンスを作り、4番・梅村 団内野手(1年)の犠飛で1点を返し同点。
3回、作新学院は2死三塁、4番・廣田 瑠稀哉外野手(2年)の中前適時打で勝ち越しに成功、さらに6回には2死一、二塁の場面で代打の粒良 大輝内野手(2年)が中前適時打を放ち3対1となる。山梨学院はその裏、4番・梅村の2塁打で1点を返し3対2。
後半に入ると作新学院の打線は6回までと明らかに違かった。初球でも甘い球は振り抜き、安打を重ねていった。小針監督も「7回から打者陣がしっかりと球を絞って振りにいっていましたね」と7回は7者連続安打を含む8安打で一挙6得点。8回も5安打などで3点、9回にも1得点と終わってみれば28安打13打点と、先発野手全員安打全員打点と力を見せ、今春センバツで大敗した山梨学院相手に大勝を飾った。
決勝打を放った4番・廣田は「決勝の前に3年生から『センバツの借りを返してくれ』と伝えられました。あの時の準々決勝での悔しさは僕たちもあったので神宮をかけた一戦で借りを返すことができてよかったです」と話した。
開催地の栃木県代表・作新学院の優勝で幕が降りた関東大会、小森は「7年ぶり優勝することができたのは、地元の方々の応援もあったからだと思っています。これで関東代表で神宮に挑みますが、恥じないプレーをし、もちろん優勝を狙います」と話した。
作新学院は、11月15日に行われる明治神宮大会に出場する。