【関東】健大高崎、1年佐藤が完投勝利! 「ピンチでギアをあげる」投球でセンバツ引き寄せた〈秋季大会〉
〈第76回秋季関東地区野球大会:健大高崎4ー3中央学院〉♢24日♢準々決勝♢栃木県総合運動公園野球場
健大高崎と中央学院の試合は、後半に中央学院が逆転したがその裏、健大高崎も逆転に成功、苦しいし展開ではあったから勝利を収めベスト4入りを果たした。
先制したのは健大高崎、初回に出たしよく1点を追加、2回には7番・横道 周悟外野手(2年)のソロ本塁打で2対0。「打ったのはストレートです。後続に繋ごうと思いがあったのでインコースでしたが上手く反応で打てました」と公式戦初本塁打を記録した。
6回、中央学院打線が底力を見せ2死無塁から3番・颯佐 心汰内野手(2年)の中前安打、4番・中村 研心内野手(2年)の右越え三塁打、5番・森田 倫揮内野手(2年)の内野安打で2点を返し同点。
さらに、7回にも1点を加え3対2と終盤に来て逆転まで持っていったが、その裏、健大高崎が5番・森山 竜之輔内野手(2年)の右前適時打で同点、6番・加藤 大成内野手(1年)のセーフティスクイズで逆転し4対3、健大高崎らしい攻撃が光った。
最後は健大高崎の先発・佐藤 龍月投手(1年)が三者凡退に抑え、ベスト4入りに大きく貢献した。
佐藤は1回から9回まで球のキレ、球威は衰えず11安打をされたもののここぞの場面では、三振で打ち取るなど気迫ある投球が目立った。さらに、1年生とは思えない程のコントロールの精度を持っていて右、左打者関係なくインコースギリギリに投げ込めるなど素晴らしいものを感じた。特に6回の1死一、三塁の場面では2者連続三振を奪うなどピンチの時のギアの入れ方も素晴らしかった。
佐藤は今日の投球に対し「この試合で勝てばセンバツに近づくので、自分が勝たせると思いで投げていました」と話す。
ベスト4入りを果たした健大高崎の青栁監督は「この1勝は非常に大きいです。終盤に追いつかれてしまいましたがよく逆転してくれました。佐藤もよく投げてくれた」とセンバツに向けて大きな1勝を手に入れた。
健大高崎は28日に山梨学院と対戦予定だ。まだ日にちがあるためどのような調整をしてくるのか注目したい。