【関東】作新学院、来年のドラフト候補・小川の好投でベスト4、センバツへ前進!〈秋季大会〉
〈第76回秋季関東地区野球大会:作新学院7ー2帝京三〉♢22日♢準々決勝♢栃木県総合運動公園野球場
作新学院(栃木1位)と帝京三(山梨2位)のベスト4入りをかけた戦い、作新学院の先発は来年のドラフト候補として注目されている147キロ右腕・小川 哲平投手(2年)、帝京三の先発は初戦の明和県央戦で完投勝利を上げた、エース・橋本 建投手(2年)の投げ合いで始まる。
先制したのは作新学院、1回、3番・土井 雄一郎内野手(1年)の犠飛、4番・廣田 瑠稀哉外野手(2年)の左前安打、6番・小川 亜怜外野手(1年)の右前安打で3点を奪い初回からいいリズムで反撃を行う。しかし、2回以降6回まで作新学院は帝京三の先発・橋本 建投手(2年)の多彩な変化球に打線が沈黙し無安打に終わる。
終盤に入ると互いに打線が繋がりを見せ、7回に作新学院が2点を入れ5対0。8回、帝京三は2点を返し5対2となるもその裏、作新学院が2点を取り7対2。9回は2番手・石毛 虹晴投手(2年)が無失点で抑え作新学院がベスト4へと駒を進めた。
作新学院の先発・小川は7回まで投げ被安打3と好投が光った。立ち上がりは146キロを計測したが、2四球出すなど危なげない投球ではあったが無失点で切り抜けた。小川は今日の投球に対し、「全体的に見たら今日の投球は良かっと思います。しかし、立ち上がり球が荒れていたのでそこを修正が必要です」と小川は7回になっても球威は落ちず140キロ前半の球を投げ込んでいた。
作新学院の小鉢監督は「2回以降は打者陣が苦しめられましたが、終盤にようやく追加点が出て良かったです。小川も4回以降はいつもの投球をしていたので、初戦としては良かったかなと思います」と話した。
作新学院はこれでベスト4を決め、来季のセンバツ出場有力となった。28日には常総学院(茨城1位)と対戦予定、小川がどのような投球を見せてくれるのか注目したい。