健大高崎、「赤ヘル戦士2世」が強肩2捕殺! 鹿島学園を振り切り8強進出!<秋季関東大会>
〈第76回秋季関東地区野球大会:健大高崎7ー5鹿島学園〉♢22日♢1回戦♢清原球場
打ち合いとなった健大高崎(群馬1位)vs鹿島学園(茨城2位)の一戦。
1回表、鹿島学園は1番原 研徳外野手(2年)の二塁打からチャンスを作り、一、三塁からバッテリーミスで1点を先制。そして二死二塁のチャンスで、5番鳥羽山 樹己外野手が中前安打を放ったが、健大高崎のセンターの髙山 裕次郎外野手(2年)の強肩に阻まれ アウトになる。髙山は広島の髙山 健一スカウトを父に持つ巧打者。さらに打撃でも活躍を魅せた。
すぐにチャンスを作り、3番髙山の適時打で同点。そして4番箱山 遥人捕手(2年)の適時打で1点先制。さらに2回裏にも内野ゴロの間に1点を追加し、3対1とする。
しかし鹿島学園も3回表に3番井上 心大外野手(1年)の適時打、5番鳥羽山の適時打で同点に追いつく。
健大高崎は4回裏、バッテリーミスで勝ち越し。5番森山 竜之輔内野手(2年)の適時二塁打、失策が絡んで4点を追加し、7対3と突き放す。
しかし7回表、鹿島学園は内野ゴロで1点を返し、さらに二死満塁から岸本 陸内野手(2年)の適時打で1点を返すが、二塁走者も本塁を突っ込むが、髙山の好返球に阻まれ、7対5にとどまる。
健大高崎のセンター・髙山1人で2点を阻止。青柳監督も「髙山がバックホームで2点を防いだことは大きかったですね。この2つのアウトがなければ、分からない試合でした」と称賛した。髙山は「アウトにできなければ終わるというつもりで投げました。自分はスローイングのコントロールには自信があります」と振り返った。
8回表、佐藤 龍月投手(1年)が常時140キロ前半のストレートで三者連続三振を奪い、9回もピンチを切り抜け、2回4奪三振の快投を披露したが、髙山の好返球による2捕殺がなければ、分からない試合だった。
次は機動力、高い攻撃力を兼ね備えた中央学院(千葉)と対戦。新チームになってからの真価が問われる一戦になる。