【千葉】準々決勝 中央学院VS東海大市原望洋

中央学院が1イニング11得点!7点差をひっくり返し7回コールドで試合を決めた!
〈第76回秋季千葉県高校野球大会:中央学院16ー9東海大市原望洋(7回コールド)〉♢25日♢準々決勝♢ゼットエーボールパーク
7点差を逆転して、その上、コールド勝ちまで持っていけるとは思ってもいなかった。
中央学院は3回戦で強豪・木更津総合を4対1で倒したことで、選手1人1人に自信がついていた。中央学院の相馬監督だけでなく、颯佐 心汰内野手(2年)も「勝てたことが今の自分たちにすごく自信になっている」と語っていたが、その自信が、ここまで大きな結果として表れたことになる。
東海大市原望洋が2回に一挙7点を取り、中央学院は劣勢に立った。しかし、3回以降から徐々に打線の力を見せていった。4回途中からリリーフ登板していた颯佐も「序盤に7点取られたけれど3回に3点を返せたのが良かったと思います」と語る。3回で3点返したことにより、より一層、チームが逆転できる雰囲気になった。
中央学院は4回に2点を取られるも6回に2点を返して5対9と4点差に。颯佐は「とにかく1点ずつ返そうとチームで話していました」。その姿勢が7回に一気に花開く。なんと打者14人で11安打を放ち11得点。この回で逆転に成功するだけでなく、コールドゲームで試合を決めた。
逆転打を放った7番・小澤 遼大内野手(2年)は「外のストレートが多かったので外を狙ってたんですが、インコースに入ってきた甘い球を見逃さず上手く打てました」。打球は右中間を破る2点適時打となり逆転に成功した。
東海大市原望洋は7回に投手を3回入れ替えたが、どの投手も中央学院の打線を止められなかった。
7回の中央学院の攻撃は終わる感じがしなかった。どこに投げても中央学院の打者は対応してし、その打撃の力と対応力を存分に発揮した。
4回途中からリリーフした颯佐は最後まで無失点に抑えた。自身のテンポのいい投球で守備にリズムが生まれ、攻撃にもつながった。颯佐は「4回途中からマウンドに上がりましたけど、追加点は絶対にやらない気持ちで投げました」。颯佐の期待に応えてくれるかのように打線が火を吹いた。
中央学院はこれでベスト4。準決勝で習志野と対戦する。相馬監督は「習志野さんと対戦というのは選手にとっても私にとってもすごい勉強になると思います。今まで通り自分たちの野球をするだけです」と気持ちを引き締めていた