創価・長谷川が5回参考ノーノー、都大会予選では2試合24得点と打戦も好調
〈秋季東京都高校野球大会1次予選:創価11ー0都立八丈(5回コールド)〉♢18日♢代表決定戦♢創価学園東大和グラウンド
創価先発の長谷川 輝投手(2年)が5回参考ながらノーヒットノーランを決めた。
初回から3者凡退で立ち上がるなど、好調なスタート。2回は球が荒れ始め、先頭打者に四球を与えて、1死を取った後にも四球を与えるなど、制球が定まらない。しかし3回以降、5回までは再び3者凡退で打ち取り、5回参考ながらノーヒットノーランを記録した。
この日の投球に対して長谷川は「良かったのは4回と5回だけです。4回にクイックで投げるようになって、やっと自分の投球リズムが戻ってきました」と快投にも厳しい自己評価だった。確かに、3者凡退に抑えた1回、3回とは違い、4回、5回は直球が指にかかっていた。長谷川の投球を受けた主将の井路端 広明捕手(2年)も「尻上がりに段々と調子が上がってきていました。特に4回からはいつもの球のキレ、重さでした」と話した。長谷川は「本戦からは今日みたいな不甲斐ないピッチングはできないので、状態が良くなかったら、今日試したクイックでの投球を初回から使っていきたいと思います」と収穫も得ていた。
長谷川はセットポジションから始動する。通常と大きく違うポイントとしては、体を三塁方向に大きく倒して投げるため、リリースポイントが高く、真上から投げ下ろす。この真上から投げることで球が高低にズレてしまうが、これをコントロールできるようになってくれば、かなり打ちづらい投手へと進化するに違いない。
打線も強力で、初回に打者13人の攻撃で一挙に9点を奪った。さらに3回も2点を取り11対0と大勝。チームで2ケタ11安打と好調をキープし、1次予選2試合で24得点を奪っている。
本戦の切符を手にした創価が、予選と同じく好調な打線と長谷川の好投で快進撃を狙う。