【神奈川】3回戦 横浜南陵 vs 桐光学園
2023.09.17

桐光学園期待の大型遊撃手は一塁でチームを牽引中、打線もつながり5回コールド勝ち
〈神奈川県高校野球秋季県大会:桐光学園16-0横浜南陵(5回コールド)〉♢16日♢3回戦♢サーティーフォー保土ヶ谷
桐光学園は序盤からチャンスを作り、初回には4番・中村の2点適時二塁打、2回にはスクイズと矢竹 開外野手(2年)のランニング本塁打で5対0とすると、3回には打線が一気につながり、6得点。その後も打線の勢いは止まらず、16対0とした。
右サイド気味の竹内 鯨太投手(2年)は右サイドから常時120キロ後半の直球とスライダーをテンポよく投げ分け、5回無失点の好投を見せ、5回コールド勝ちでベスト16入りを果たした。
ゆるい球に対してもしっかりと引き付ける打撃も光った。高校通算24本塁打の大型遊撃手・森 駿太内野手(2年)はこの夏、接触プレーがあった関係で、左足を負傷。夏の大会後は治療に励みながら、この秋は無理をせず、一塁を守っている。
主将も任され、ナインを牽引する立場でもある。この日も高速スイングで振り抜き、あっという間に外野へ抜ける二塁打を放った。森が一塁に入っている間、鈴木 真心内野手(2年)が伸びてきた。5回に試合を締める併殺を決めた。鋭い打球に対してもフットワークを生かし、打球を処理した姿は、まさに守備職人。野呂監督も高く評価をしていた。
これで危なげなくベスト16入り。この秋も上位進出が期待できるチームとしてしっかりと勝ち上がってきた。
取材=河嶋 宗一