馬淵監督が明かす2002年夏の甲子園優勝チーム 「冬場は一切、打撃練習をしていないんですよ」
2023.09.13

U18日本代表馬淵監督
明徳義塾の馬淵監督は高校野球の監督ではただ1人である夏の甲子園優勝、U-18大会で世界一を経験している名将となった。
明徳義塾が夏の甲子園で優勝したのは2002年。優勝会見で当時の話を語った。
「これは余談なんですけど、2002年に明徳義塾が優勝した時、冬場、一切、打撃をやらなかったんです。打撃練習を1日もやらず、2月末から始めたんですが、その年の練習試合50本打って、甲子園でも7本打ったんです」
そこから今回のスモールベースボールの真意につながったが、当時の明徳義塾は森岡 良介内野手(現・ヤクルト一軍守備走塁コーチ)、筧 裕次郎捕手(元オリックス)とタレント揃いの一面で、走攻守すべてにおいて揃ったチームだった。甲子園では森岡を中心に強打を発揮していた印象が強いが、冬での練習は守備練習がほとんどだったという事実に驚く高校野球ファンも多いのではないだろうか。