【近畿学生野球】2回戦 奈良学園大vs神戸大

6回表に本塁打を放った三好辰弥(奈良学園大)
奈良学園大が8回コールド勝ち!ドラフト候補・三好に今季第2号が飛び出す
<近畿学生野球秋季リーグ:奈良学園大10-3神戸大(8回コールド)>◇18日◇第3節2回戦◇大阪シティ信用金庫スタジアム
12安打10得点と打線が繋がった奈良学園大が8回コールド勝ち。対戦成績を1勝1敗のタイとした。
17日の1回戦では2安打完封負けを喫した奈良学園大。敗戦後にはグラウンドに戻って打撃練習をして、この試合に挑んだという。
すると、この日は初回から打線が機能した。1回、1番・小田 渉斗外野手(1年=駒大苫小牧)が右翼への二塁打で出塁すると、四球と相手の失策で1死満塁のチャンスを作る。この場面で5番・指名打者の河内 佑太郎捕手(2年=信太)が右前適時打を放ち、1点を先制。さらに6番・吉岡 裕希外野手(2年=星稜)の中犠飛と7番・本間 悠人内野手(2年=奈良大附)の右前適時打で追加点を挙げ、立ち上がりに3点を奪うことに成功した。
その後、両チームが2点ずつ取り合い、5対2で前半戦を終える。6回、先頭打者として打席に入ったのは既にプロ志望届を提出している2番・左翼手の三好 辰弥外野手(4年=大商大堺)。1ボール2ストライクから外角の直球を振り抜くと、打球は右翼ポール際へのソロ本塁打となり、貴重な追加点を挙げた。
「1点が欲しい場面で良いのが打てたと思います」と今季第2号となる一打を振り返った三好。高校時代は通算19本塁打を放ち、2年夏には南大阪大会準優勝の実績を持つ。
中学時代に所属していた淀川ボーイズの先輩であるヤクルト・宮本 丈内野手(履正社出身)に影響を受けて、宮本の母校である奈良学園大に進学。1年秋と2年秋に指名打者でベストナインを獲得するなど、下級生の頃から中心打者として活躍してきた。
188センチ、83キロの恵まれた体格を生かしたパワフルな打撃が魅力。「何とか行けたらという気持ちで頑張っています」と今秋のドラフト指名を目指して猛アピールを続けている。
奈良学園大は8回に4点を追加。守っては植木 佑斗投手(4年=履正社)、原田 直友投手(4年=広島商)の継投で神戸大を3点に抑え、8回コールド勝ちを収めた。
主砲の活躍もあり、勢いに乗る勝ち方ができた奈良学園大。19日の3回戦に勝利して2つ目の勝ち点を狙いに行く。