【神奈川】1回戦 桐蔭学園VS星槎国際湘南

先発杉本が6回2安打!桐蔭学園が県大会初戦で7回コールドの好発進!
〈神奈川県高校野球秋季県大会:桐蔭学園8ー0星槎国際湘南(7回コールド)〉♢9日♢2回戦♢サーティーフォー保土ヶ谷
桐蔭学園の投手陣が星槎国際湘南打線を2安打に抑える「完封リレー」を見せ、初戦を7回コールド勝ちで飾った。
試合は2回に動いた。先頭の4番・若井 勇輝外野手(2年)が左前安打で出塁すると、続く5番・久我 孝太捕手(1年)の場面で星槎国際湘南の先発・髙橋 壯輔投手(1年)がボークを犯し、無死二塁と桐蔭学園がチャンスを迎える。5番の久我が三塁線に犠打を決めそれを星槎国際湘南の先発・髙橋が一塁に悪送球。二塁走者が生還し桐蔭学園が先制点をもぎ取る。さらに後続が続き内野安打2本と三塁打などでこの回、一挙5点と大きくリードを広げる。
桐蔭学園は5回には2死から4番・若井が四球で出塁すると5番・久我と6番・和田 航河内野手(2年)の連続二塁打で2点を奪い7対2とする。さらに7回には押し出しで1点を取り8対0と試合を決めた。
桐蔭学園先発の杉本 早由貴投手(2年)は、6回まで2安打と連打を許さない投球で凡打の山を築いた。杉本はアンダースローからスライダー、カーブ、チェンジアップを上手く使い、打者に球を絞らせなかった。さらに左打者には外に逃げるシンガー気味のチェンジアップを使うため、星槎国際湘南の5人の左打者は苦労していた。右打者、左打者ともにインコースも攻めて投げ切れているため高い投球術があると感じた。
マウンドで意識していることについて、杉本本人は「目の前の相手が誰だろうと自分の投球をするだけです」と口にし、この日の投球の出来は「左打者が多かったのでチェンジアップが効いたと思います。右打者にも左打者にもインコースを攻めての配球ができていたので、後は球威を求めるだけです」とまだまだ上を目指すつもりだ。
今後の杉本のアンダースローはどこまで進化するのか注目したい。