中日の「10敗カルテット」のうち3人が15年以降のドラ1、大きく負け越すとは思えない内容を残す
2023.09.13

髙橋 宏斗・小笠原 慎之介・柳 裕也
現在、セ・リーグ最下位に苦しむ中日では、先発投手の多くに負けがついてしまっている。9月に入り、先発投手の4本柱がついに10敗以上になってしまい、「10敗カルテット」と呼ばれるようになってしまった。不名誉な成績ではあるが、投球回などからは、先発投手として年間通してしっかりローテーションを守っていることがわかる。
小笠原 慎之介(東海大相模出身) 22試合 防御率3.23 7勝10敗 145回
柳 裕也(横浜高出身) 22試合 防御率2.59 4勝10敗 142.1回
髙橋 宏斗(中京大中京出身)22試合 防御率2.51 5勝10敗 129回
涌井 秀章(横浜高出身) 20試合 防御率4.03 5勝12敗 105回
この4投手のうち3人は15年以降のドラフト1位投手。小笠原は15年ドラフト1位、柳は16年ドラフト1位、髙橋は20年ドラフト1位で、柳と髙橋の防御率は2点台である。
決して大きく負け越すような内容ではない。他球団からすれば、過去8年のドラフト指名選手で、防御率も良く、ローテーションを守れるドラ1投手が3人も抱えているのは羨ましい限りだろう。来年も涌井が健在で、大野 雄大投手(京都外大西出身)が復活すればさらに充実した投手陣となる。この3投手も、刺激し合ってパフォーマンスのレベルがアップすれば、まさに「投手王国」と呼ばれる日が来てもおかしくない。