宮本慎也が木製バットを共同開発、誰もが使いやすいバットは人気シリーズとなるのか

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【ミズノプロ】ロイヤルエクストラ メイプル MM型
全国各地で秋季大会が始まり、新チームが来年のセンバツに向けて歩みを進めている。そのなか、夏の大会を最後に高校野球を引退した3年生は、着々と次のステージに向けて準備をしている。進んでいくステージは別々になるだろうが、多くの選手が大学野球のステージに進み、最後の学生野球を迎えようとしている。そこで障壁となるのは、木製バットへの対応となる。スポーツメーカー・ミズノは元ヤクルトの宮本慎也氏と協力して、木製バット「ミズノプロ ロイヤルエクストラ メイプルMM型」を開発し、発売している。
宮本氏は、今回の開発の背景などに関してミズノの公式Youtubeチャンネルにて自らコメントしている。
大学・社会人を見ていて、「細くてヘッドが利く、長いバットを使い切れていない選手がいる」と使える人が限られるロングヒッター向きのバットを使う選手が多い現状を踏まえて、振りやすいバットは何なのか。多くの選手にとって使いやすいバットを考え始めたところから、開発に至ったという。
着目したのはグリップ。木製バットは特性上、金属バットよりもヘッドが重く、利きやすいところがある。そこで今回のバットは、グリップを太く設計することで、操作性を高めることに成功した。加えてグリップエンドはタイカップ形状を採用して通常よりも厚くした。結果、手元にバランスを置けるようなデザインとなり、「普通の選手でも使える」ような振りやすい、扱いやすいバットが完成した。
確実性が求められる選手向けになったものの、どの選手にとっても木製バットの最初の1歩目として最適なバットといえるMM型。近年は練習から木製バットを使って練習をしている選手が増え、アジャストは早いように思われるが、そうとも限らない。やはり公式戦は金属バットで、大会前になれば木製バットは使わない。大学生に比べれば木製バットを使った打撃練習や、試合数は圧倒的に少ない。だから体力も、技術も即座に対応するのは難しく、本当に自分に合った1本を見つけるのは簡単ではない。
とはいえ木製バットは簡単に買えるものでもない。1人の選手が大量にバットを持つことは難しく、使ってみて「なんか合わない」とすぐに買い換えられる代物ではない。もちろん使っている中で、芯を外して1球で折れてしまうこともある。慎重になって選びたいところだ。
事実、開発に携わった宮本氏も6、7年かけてベストな1本を見つけるなど、木製バットの世界は難しいことは容易に想像できる。高校球児もすぐにベストな1本を見つけられず、悩んでしまうのは当然のことである。そんな悩める球児にとって、宮本さんが携わったMM型の木製バットは選びやすい、扱いやすいバットであることは間違いない。
木製バット選びで悩める球児たちへ、MM型バットは救いの1本になるのではないだろうか。