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日本ハムではサブマリンとベテラン左腕が奮闘中

2023.05.03
日本ハムではサブマリンとベテラン左腕が奮闘中 | 高校野球ドットコム
木更津総合時代の鈴木 健矢

 プロ野球の開幕から1カ月が経過し、各チーム20試合以上を消化している。この段階でまだシーズンの行方を占うには早すぎるが、各チームで開幕ダッシュに成功した選手を確認しておきたい。

 昨シーズンの最下位から上位浮上を狙う日本ハムだが、今シーズンも開幕から苦しんでいる。4月30日終了時点で9勝16敗の借金7。5位の楽天から1ゲーム差離れてパ・リーグ最下位に沈んでいる。そのなかで開幕から好調なのがアンダースローの鈴木 健矢投手(木更津総合出身)だ。

 今シーズンは中継ぎとしてスタートするも4月半ばから先発に転向。エスコンフィールド北海道で行われた4月20日のロッテ戦では6回無失点。4月26日のオリックス戦でも5回無失点と先発投手としての役割を果たし2連勝中。

 先発としては11回を投げ無失点、中継ぎとしては8回を投げ1失点(自責0)とここまで19回を投げ防御率0.00を継続している。奪った三振は6個だけで三振を奪うタイプではなく打たせてとるタイプ。このスタイルでどこまで0を刻めるか注目が集まる。

 中継ぎ左腕の宮西 尚生投手(市立尼崎出身)も順調だ。昨シーズンはルーキーイヤーから続いていた50試合以上登板が途切れ、24試合でわずか7ホールド、防御率5.66と結果を残せなかった1年だった。さらに6月に38歳となることもあり、今年も苦しいシーズンとなるかに思われた。

 しかし、そんな不安を払拭するかのように11試合の登板で失点を喫したのは1試合だけ。中継ぎ左腕として往年の輝きを見せている。ここまで4ホールドを記録しており通算でのホールド数は384。前人未到の400ホールドまであと16に迫っている。この調子なら今シーズン中に大台の到達もありそうだ。

※数字は2023年4月30日終了時点

(記事=勝田 聡)

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