優勝に歓喜する大阪公立大の選手たち
<近畿学生春季リーグ:大阪公立大11―1大阪観光大(6回コールド)>◇24日◇第4節2回戦◇南港中央
大阪公立大が11対1で大阪観光大を破った。これで8勝0敗の勝ち点4となり、他大学が勝ち点で並んでも勝率で上回れないため、大阪公立大の2季連続2回目の優勝が決まった。6月5日に開幕する第72回全日本大学野球選手権の出場一番乗り。また、前身の大阪市立大、大阪府立大を含めて春秋の大学野球全国大会初出場を果たした。
大阪公立大は1点を追う4回に4番・眞銅 龍平外野手(4年=佐久長聖)の適時三塁打で同点に追いつくと、続く5番・中西 智哉内野手(4年=川西緑台)が適時打を放ち勝ち越し。中盤以降も打線がつながり、10点差をつけて6回でコールドが成立。前日1回戦で完投した今季5勝のエース正中 敦士投手(4年=小野)は終盤でのリリーフに備えて準備していたが、その前にコールド勝ちを決めた。
大阪公立大は大阪市立大と大阪府立大を統合する形で2022年に設置。リーグ戦では3季目で2度目の優勝となった。過去、大阪市立大は4回、大阪府立大は1回リーグ戦で優勝しているが、いずれも秋のリーグ戦で、そのあとの明治神宮大会代表決定戦で敗れており、全国大会出場はなかった。大阪公立大になった昨秋も代表決定戦で敗れたため、今春は悲願の全国大会初出場となった。