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センバツ第40回記念大会は仙台育英が初出場

2023.01.17
センバツ第40回記念大会は仙台育英が初出場 | 高校野球ドットコム

 今年、第95回センバツ大会は3月18日に開幕する。今年は記念大会で4枠増枠となり36校が出場。5回大会ごとに行われてきた記念大会の歴史を紐解いてみることにする。第2弾は1968年(昭43)の第40回大会。

 出場校は30校となり、32校が出場した第10回の記念大会以来、35年ぶりに出場が30校を超えたことになる。この年は初出場の大宮工(埼玉)が初優勝を遂げた。

 大宮工は1回戦で防府商(現・防府商工=山口)相手に延長10回の激戦の末、5対4で振り切りセンバツ初陣を初白星で飾ると、2回戦では浜松工(静岡)に16安打の猛攻を見せ9対5で勝利。準々決勝で強豪の平安(現・龍谷大平安=京都)に前半までに5対0とリードする展開で6対3、準決勝では箕島(和歌山)を0対3から逆転しての5対3で勝利すると、決勝でも尾道商(広島)を相手に3対2の逆転勝利で、初出場初優勝を飾った。記念大会にふさわしく、まさにドラマチックな展開で勝利を重ね、記念大会の頂点に立った。

 ちなみに、出場枠が増えたこともあり、13校が初出場だった。昨年夏に甲子園で優勝した仙台育英(宮城)をはじめ、当時は名古屋電工だった愛工大名電(愛知)、当時は沖縄だった沖縄尚学(沖縄)が初出場。今治西(愛媛)、箕島(和歌山)、高岡商(富山)など、のちに常連となるチームが初陣を迎え、箕島は4強、名古屋電工は8強に進んで歴史的第1歩を記した。

<第40回大会出場校>

【北海道】
苫小牧東

【東北】
仙台育英(宮城=初出場)
磐城(福島=初出場)

【関東】
大宮工(埼玉=初出場)
銚子商(千葉)
佼成学園(東京)
日大三(東京)

【中部】
浜松工(静岡=初出場)
清水商(静岡)
中京商(愛知)
名古屋電工(愛知)

【北信越】
高岡商(富山=初出場)

【近畿】
甲賀(滋賀=初出場)
平安(京都)
興国(大阪)
市立神港(兵庫)
御所工(奈良)
星林(和歌山=初出場)
箕島(和歌山=初出場)

【中国】
倉敷工(岡山)
尾道商(広島)
広島広陵(広島)
防府商(山口)

【四国】
徳島商(徳島)
今治西(愛媛=初出場)
高知商(高知)

【九州】
博多工(福岡)
佐賀工(佐賀=初出場)
別府鶴見丘(大分=初出場)
沖縄(沖縄=初出場)

※校名は当時

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