二松学舎大附が3季連続出場を果たした夏の東東京大会ベスト16の顔ぶれ

優勝した二松学舎大附
第104回全国高等学校野球選手権大会東東京大会は二松学舎大附が日体大荏原を5-1で下し3季連続の甲子園出場を果たした。今回は夏の東東京大会のベスト16を振り返る。
優勝:二松学舎大附
準優勝:日体大荏原
4強:都立城東、帝京
8強:関東第一、都立小山台、堀越、都立文京
16強:共栄学園、東京、東京成徳大高、都立高島、立志舎、東海大高輪台、葛飾野、錦城学園
甲子園でも2勝を挙げた二松学舎大附の強さが光った。決勝を含む全6試合で序盤に先取点を挙げ、投手陣も一度もリードを許すことなく試合を優位に進めた。1番・親富祖 凪人外野手や3番・瀬谷 大夢外野手といった昨夏から主力だった選手がチームを引っ張り、また全試合で盗塁を記録するなど積極的な走塁も目立った。秋、春と決勝で涙を呑んできただけに最高の結果となった。
惜しくも決勝で敗れた日体大荏原は46年ぶりの甲子園出場こそならなかったが、東亜学園や都立城東といった甲子園出場経験のある学校に勝利した。1年生・吉田 健汰投手や2年生・石井 祥太投手などこの経験を糧とし、新チームにも期待したい。
4強は都立の名門・都立城東と私立の強豪・帝京だった。都立城東は準々決勝で春季大会優勝の関東第一を撃破するなど強さを見せた。チームを引っ張ったのはエース・峯岸 叶投手。今大会は序盤から東東京の有力校との試合が続き、序盤こそ失点が多かったが徐々に安定感を増し、関東第一戦では9回、被安打7、失点1の好投を見せた。
帝京は準決勝で二松学舎大附を相手に4-7で敗戦したものの東東京の強豪としてふさわしい試合が多く、準決勝まで合計4試合すべてコールド勝ちと充実した戦力が武器だった。特に2年生・高橋 蒼人投手や1年生の西崎 桔平投手は今大会でも登板機会が多く、この秋も活躍に期待したい。
8強には関東第一、堀越、都立小山台、都立文京といった学校が名を連ねた。4強まで駒を進めた都立城東を含め、今大会では3校の都立校が8強入り。私立優勢の勢力図も近年変わり始めている。
16強には共栄学園、東京、東京成徳大高、都立高島、立志舎、東海大高輪台、葛飾野、錦城学園といった顔ぶれだった。