前評判通りに投打の柱が活躍して、社が夏甲子園初勝利
社・堀田 柊 ※写真は過去の取材より
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<第104回全国高校野球選手権大会:社10-1県立岐阜商>◇9日◇1回戦◇甲子園
兵庫の激戦区を制して初めて夏の甲子園の舞台に臨んだ社は、投打のキーマンが実力を発揮して、うれしい夏1勝を手にした。
初回に3番の福谷 宇楽内野手(3年)の適時打で先制すると、2回には4四球と3安打で一挙4得点。福谷は2打席連続で適時打を放ってチームに勢いをつけた。
兵庫大会の明石商戦で決勝アーチを放ち、神戸国際大附との決勝では延長14回タイブレークを制する決勝打を放ったのが福谷だった。チームの攻撃の柱が、甲子園でもチームを引っ張った。
投げては先発の堀田 柊投手(3年)が6安打の1失点完投勝利。兵庫大会準々決勝で明石商打線を8回1死までノーヒットに抑える1安打完封勝利を挙げていた右腕が、甲子園初戦でも8回の1失点だけの好投を演じた。
1913年創立の学校が、ようやく夏甲子園初勝利。次なる目標は2004年センバツのベスト4を超える快進撃だ。
新型コロナウイルスの集団感染の影響で登録選手10人を入れ替えて臨んだ県立岐阜商。3年生はわずか3人しか試合に出られず、不慣れなポジションや、今夏ベンチ外だった選手も多く、大きなハンディを背負った試合だったが、8回に1得点を入れて意地を見せた。最後まで必死で白球を追った選手たちに拍手を送りたい。
(記事=浦田 由紀夫)