Match Report

下関国際vs富島

2022.08.11

下関国際の背番号6が完璧リリーフ、投手陣の層の厚さで4年ぶり夏1勝

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第104回 全国高等学校野球選手権大会

<第104回全国高校野球選手権大会:下関国際5-0富島>◇11日◇2回戦◇甲子園

 下関国際(山口)の二枚看板が持てる力を出し切って、春夏通じて甲子園初勝利を目指した富島(宮崎)に快勝した。

 先発の最速147キロ左腕、古賀 康誠投手(3年)が6回途中4安打無失点の好投を見せると、2番手のこちらも最速147キロの右腕、仲井 慎投手(3年)が打者10人をパーフェクトに抑える快投で、「完封リレー」を完成させた。古賀は5四球を与えるなど走者を背負う場面は多かったが、背番号6の遊撃手からリリーフした仲井は140キロ後半の直球と切れ味鋭いスライダーやチェンジアップで4三振を奪うなど、富島打線に何もさせなかった。山口大会でも3試合25回を投げ26奪三振。その力を十分に発揮した。2018年以来の夏1勝。その時の8強を超えるのが目標だ。

 富島のプロ注目148キロ右腕、日高 暖己投手(3年)は162球の粘投が報われず完投負けとなった。オリックス山本 由伸投手(都城高出身)ばりの右手を伸ばすテークバックから、左打者の胸元をえぐるような速球を見せるなど、随所にポテンシャルの高さを証明した。13安打は打たれたが9奪三振。味方の守備のほころびもあり、5失点となったが、自ら持つ力は十分に出せたと思う。宮崎大会で見せたあの気迫あふれる投球は甲子園でも披露できた。

 好投手の投げ合いは見ごたえがあった。記録に表れない守備のミスが明暗を分けた試合だったとも言える。

(記事=浦田 由紀夫

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