試合レポート

球陽vs沖縄高専

2018.06.25

接戦を制した球陽が嬉しい初戦突破

 100回目の夏。沖縄県高校野球史始まって以来、史上最多となる65校の入場行進や、安仁屋宗八氏と石嶺和彦氏による始球式など、素晴らしい開会式の余韻が残る中、オープニングゲームがスタートした。

 県内屈指の進学校対決となった球陽沖縄高専。先に点を奪ったのは球陽だ。

 2回表、5番神谷一心がレフトへ二塁打を放つとワイルドピッチで三塁へ。死球で一・三塁とし7番城間大幹のレフト前タイムリーで先制。四球を挟み島袋銀平のタイムリーでトップに返すと、仲本幹が犠飛を放ち大きな3点を奪った。さらに4回表にも、一死三塁から仲本幹がライト前へ運び4点目を刻んだ。

 追う沖縄高専はその裏、四球とバントヒットでチャンスを作る。その後併殺となるが4番銘苅海星がタイムリー二塁打。次打者が内野安打で続くと、相手にエラーが出てもう1点を奪った。8回裏、沖縄高専は一死一・三塁から1年生の高江洲光汰がしぶとくライト前へ抜けるタイムリーで遂に1点差へ。9回裏、先頭打者に二塁打が生まれたが、球陽2年安座間琢郎が慌てず後続をしっかりと斬りゲームセット。開幕戦に相応しい見応えある試合を展開した両軍ナインに拍手を送りたい試合だった。

 

(文=當山 雅通

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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